2011年12月21日水曜日

111220 Off the job training

Off the job training BLS, ACLS, Vf発見:CAB まずは心臓マッサージ、Vfの時のアドレナリンはα作用を期待して PALS: 小児ニ次救命処置 FCCS fundamental critical care support 外科医のための集中治療:人工呼吸器、気道確保、血管確保(CV)、ショック、非侵襲的人工呼吸(NPPV) 院内急変対応チームMET、JATEC外傷初期診療ガイドライン:外科的気道確保、胸腔穿刺、ドレナージ、ショックFAST ATLS(アメリカでは義務づけられている)

111219 昇圧薬、強心薬

カテコールアミン:α刺激、β刺激、混合性刺激(ドーパミン、ドブタミン) 
フェニレフリン:動脈静脈の両方の収縮、アドレナリンの1/5 半減期2-3時間、非常に高容量ではβ作用
クロニジン:デクスメデトミジン、呼吸抑制が少ない0.4γ、
β刺激:イソプロテレノール
アドレナリン:低用量ではβ刺激2-10μg/min β12 10μg/min以上でα作用、
ノルアドレナリン:β作用はほとんどない、体血管抵抗上昇して血圧上昇する、比較的心拍出量は一定に保たれる
ドーパミン:低用量では腎臓や内臓のドーパミン受容体が活性化される
ドブタミン:β作用がα作用を上回るために末梢血管では血管拡張、変力作用薬として使用、昇圧薬ではない

2011年12月17日土曜日

111217 研修医質問コーナー

研修医質問コーナー:小児のけい骨腫瘍、術後鎮痛に何が良いか。ケーススタディ:直後に疼痛、フェンタニルの投与量、硬膜外ブロック、大腿神経と坐骨神経ブロックは?Ivフェンタニル嘔気強いからやめてほしいといわれた。麻酔チャートと血中濃度シミュレーションを見ながら研修医がディスカッション

111216 眼球心臓反射

眼球心臓反射:Aschner反射:三叉神経ー迷走神経を介する:毛様神経(LCN SCN)毛様神経節、眼神経、半月神経節、三叉神経主知覚核、迷走神経核、迷走神経、原因:急性緑内障発作、外筋の牽引、網膜剥離手術、急激な牽引、負荷重量 低換気、高炭酸血漿(血管拡張して眼の血流が増えて眼圧が上昇)、低酸素血漿、呼吸性アシドーシス、浅い麻酔刺激が伝わりやすい、対処:中断、アトロピン、正常換気の維持、予防前投薬としてのアトロピンは斜視手術の30分間は球後麻酔、小児の方が起きやすい、2-5歳が起きやすい

2011年12月15日木曜日

111215 麻酔の歴史

華岡青洲 通仙散、外科医、華岡直道と於継、記録に残るものとしては世界で初めて麻酔をした

チョウセンアサガオ、トリカブト、ビャクシ

チョウセンアサガオ:トロパンアルカロイド副交感神経抑制、アトロピンと類似作用

トリカブト;鎮痛作用、局所麻酔作用、交換神経および副交感神経遮断作用、不整脈惹起作用

乳がん手術の最初の手術

内外合一、外科手術を行うには内科的に患者を観察してから行う

活物窮理:薬物にはいろいろな作用、副作用があるのだからその作用機序についてしっかり勉強すべきである

華佗かだ:享年208 麻沸酸を開発、関羽の腕に矢が刺さった時の手術

2011年12月14日水曜日

111213 利尿薬

尿量の調節:RAA ナトリウム利尿ペプチド、ADH、腎交換神経 利尿薬種類、フロセミド:ヘンレループ上行脚、内服やワンショットでは血中濃度低下時に尿細管でナトリウム再吸収が起こり効果が低下する、効果が不十分の時長時間作用性のルプラックやダイアートに変更してみる。作用部位、術後抜管前:リフィリングの際にフロセミドを用いると代謝性アシドーシスになり呼吸器からのウイニングが進みにくくなる。アセタゾラミドを使う。

2011年12月12日月曜日

111208 ナトリウムチャンネル

ナトリウムチャンネルサブタイプNav1.1-1.9 中枢神経1.3骨格筋1.4心筋1.5 

エステル型のアレルギー産物パラアミノ安息香酸

循環虚脱/痙攣 リドカイン4.5 ブピバカイン2.2 レボブピバカイン2.7 ACLSでアミオダロン150mg投与

神経毒性:局所麻酔薬濃度が上昇すると髄液中のグルタミン酸濃度が上昇する、グルタミン酸のAMPA受容体が関係か

111209 産科麻酔学会報告

出産直後の低酸素血症:肺塞栓症(羊水、血栓)、心筋梗塞、妊娠高血圧症候群、肺水腫、ミラー症候群

羊水塞栓症:診断は困難:へパリン1万単位静注

脊髄腫瘍を合併した帝王切開:必ず脳圧亢進をチェック、妊娠中は循環血漿量の増加、エストロゲンの上昇などからせ脊髄シュリュウが増大しやすい。妊娠中の脊髄シュリュウの手術では左側臥床位の手術が推奨、サリンヘス

111212 気管挿管困難、マスク換気困難について

開口困難、喉頭展開困難、チューブ挿入困難

LEMON look extremetlly, 332. mallanpati分類単独では効果が低い

MOANS法 mask seal, obese age no teeth snores of stiff(肺の硬さ)

2011年12月6日火曜日

111206 乳酸値

乳酸値:乳酸アシドーシス、乳酸の代謝低下、産生亢進、5mmol/l以下が正常、0.5-1.2mmol/l、Type A転酸素血症あり、低酸素血症、循環不全、重症貧血、シアン中毒、四肢壊疽、腸管虚血、治療:酸素化、循環の維持、輸血、ミトコンドリア機能阻害への代謝、シアン硫化水素中毒など、Type B、糖尿病、肝不全、腎不全、敗血症、痙攣、褐色細胞腫、悪性腫瘍、薬物中毒、血糖のコントロールなど、TypeBの場合は対症療法、重篤なアシデミアでは肺血管抵抗が増加したり、カテコラミンの反応性が変化する、心収縮力が増加、メイロン投与はClass III、CO2増加して細胞内アシドーシス、解離定数が6.1pH5.1-7.1の範囲では有効な緩衝液、生体のpHの範囲では無効かもしれない

2011年12月5日月曜日

111205 吸入麻酔麻酔薬

吸入麻酔薬:血液ガス分配係数麻酔薬が低いほど早い。D:0.45 S:0.65 I1.4デスフルランの沸点23.5度、デスフルラン:気道刺激性が強い。生体への取り込みが早い 導入のときは血管の富むVRG 体重の10%の容積だが心拍出量の75%の血流を占める。麻酔薬吸入開始後はまずVRGに麻酔薬が大量にとりこまれるが容積が少ないために10分ほどで動脈血と平行に達する。筋肉は体重の50%を占めるが心拍出量の20%の血流しかうけてない。覚醒の速さはこの血流の少ない臓器からの麻酔薬の抜けによる。デスフルランは4時間くらいたつと筋肉とVRGは平衡になる。セボフルランは4時間くらいではまだ筋肉に溶けていっているので覚醒の速さは麻酔時間の長短に影響される。沸点は低いが常温度では液体と気体の平衡が不安定なので安定して気体になるように気化器にヒーターをつける。値段高いので笑気を併用することも多い。

2011年11月28日月曜日

111128 研修医質問

総義歯の患者さんで開口が難しい。クロスフィンガーが妥当か

右手の親指を患者の舌を持ち上げるように下顎ごとつかんで持ち上げるのはどうか。喉頭鏡をアシストするような力の掛け具合で喉頭展開する。

換気にはゲデルエアウエイと頬にガーゼの団子を入れて頬がこけるのを防ぐこともある

111128 研修医質問

歯を守るためにやわらかい素材の喉頭鏡はないか

個人的には知らない
義歯でポーセリンの場合はガーゼを歯と喉頭鏡の間に置いたりしたこともある。
マウスピースを作ってもらうこともある

歯牙損傷の可能性は必ずある。患者さんへの説明が大事
気道確保困難がシビアな場合は歯のことを気にしていられないこともありうる

2011年11月25日金曜日

111125 重症筋無力症

重症筋無力症
術前診察:MGFA分類:
Class I 眼筋型
Class V 挿管されている

呼吸機能、球症状はないか
筋無力クリーゼの25%に誤嚥性肺炎

治療方法:コリンエステラーゼ阻害薬は麻酔に影響する

筋弛緩薬の残存効果
テンシロンテストで鑑別:症状改善すれば筋無力症クリーゼ、症状不変ならコリン作動性クリーゼ

MHのリスクプロポフォールが第一選択

2011年11月24日木曜日

111124 ファイバー挿管

ファイバー挿管 意識下 自然な気道開通および自発呼吸、上気道組織の筋緊張が保持、患者の協力、咳反射の残存、

ファイバーで見る咽頭、喉頭の視野
鎮静では気道組織が沈下して視野確保が困難
ファイバー挿管用エアウエイ:オバサピアンの効果挿管困難症例でも3分の2くらい、

気管チューブ進めるときひっかかるところ
(右)ヒレツ軟骨、ヒレツ間組織、喉頭蓋ヒレツ軟骨壁、声帯壁、喉頭蓋
太いファイバーと細いチューブで間隙を少なくする
チューブを反時計回り

111121 酸素投与

酸素について パルスオキシメーター、酸素解離曲線左方移動、酸素の投与方法:鼻カヌラ3lで32% 酸素マスク 5lで40% リザーバー10l以上で99% PaO2上昇すると脳血管収縮、脳血流低下 CO2の影響よりは弱い、高濃度酸素の活性酸素がNOと結合して血管収縮が生じて末梢血管抵抗が上昇する

2011年11月16日水曜日

111114 心房細動

アップストリームアプローチ:
心房細動器質になることを抑制
心臓リモデリングを押さえる
心房を変化させる神経内分泌因子を治療

レニンアンギオテンシン系を抑制する、アンジオテンシン変換酵素阻害薬とアンギオテンシン受容体拮抗薬、スタチンは、抗炎症作用や抗酸化作用、抗血栓作用
β遮断薬は心不全による心房リモデリングを抑制する

ダウンストリーム治療:
起こってしまった心房細動を抑える;抗不整脈薬、アブレーション
心房リモデリングによってイオン電流量が変化するためリモデリングの進行状況によって薬効が変化する可能性がある
心筋活動電位を形成するイオンのすべてに対してアミオダロンが効く?
リズムコントロールよりレートコントロール:リズムコントロールは難しい
 ジギタリス製剤、β遮断薬、Caチャネル遮断薬
適正な心拍数は、安静時に60~80/min運動時に90~115/minを目標に
フレカイニド:ナトリウムチャネル遮断

抗不整脈薬:Naチャネル遮断薬やKチャネル遮断薬
リモデリングの程度によってイオン電流量が変化するために、一概にこれを使ったらいいというのはない

心房の器質的な変化が生じた後に心房細動のトリガーを治療する:これをほおっておくと悪循環に陥る

2011年11月10日木曜日

111110

フェンタニルの咳:嚥下させたら咳が減る,という臨床麻酔演題の紹介

2011年11月9日水曜日

111108 喫煙について

喫煙について @ 術後呼吸器合併症 呼吸機能正常非喫煙者1.6% 喫煙者4.7% 喫煙者呼吸機能障害では16.5%、 ニコチン交換神経を賦活、スタチンによって血管内皮機能の改善、創傷治癒:ニコチンとか一酸化炭素により血管収縮、酸素不足でコラーゲン産生低下し創傷治癒遅れる、骨内部の血流低下、造骨細胞機能の低下、疼痛に敏感になる、ニコチンによるセロトニン受容体抑制によりPONVはすくなる、術前禁煙8週間以上の禁煙、2か月を切ってからの禁煙はかくたん量増加する、

111107 肥満の麻酔

肥満の麻酔 @ 肥満に多い合併症 SAS Mallanpati TMD6cm以下、輪状軟骨の高さで首周囲40cm以上、肥満性低換気症候群:胸郭厚い、胸郭コンプライアンス低下、腹圧上昇による横隔膜可動閾制限、早くて浅い呼吸で呼吸仕事量増大正常の2-4倍、HPVが生じて肺高血圧、右心不全、脂肪に溶けやすい薬物:肥満患者では分布容量が増加、初回投与量は実体重に基づくプロポフォール、脂肪に溶解しにくい薬物は理想体重にロクロニウム、レミフェンタニル、スキサメトニウム:実体重に基づく、フェンタニルは脂肪親和性だが非肥満患者と同様の薬物動態、

2011年11月1日火曜日

111101 循環作動薬

循環作動薬 :ヒドララジンの長期投与:汎血球減少、ループス様症状、アデノシン:WPWでは副伝導路の促進の可能性、

111031 不整脈の治療

VT,Vf シンビット(III)ニフェカラントカリウムチャネル遮断薬、QT延長する可能性があるのでQT500msecまで、アミオダロン(III)アンカロン300mg、カリウムチャネル遮断作用、Naチャネル遮断カルシウム、β著明な、QT延長作用はない、 徐脈の可能性、DCx2, AHA最新のガイドライン、EAD(tdP), DAD

2011年10月28日金曜日

111028 防火訓練

防災訓練:消化器は火の根元にむけて、火が天井までいっていると逃げろ、消化器の能力は限られている、防火扉火災かが防火扉を超えるまで1時間かかる

111028 透析患者の輸液管理 

透析患者の輸液管理 
内分泌、神経系の調節機構の異常も生じている、心血管系の調節の異常も、腎機能障害の患者は非麻酔時は交感神経が亢進している。
1内因性エリスロポイエチン産生低下、貧血、心拍出量が増加、心負荷、
2交感神経の亢進 
3レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系は亢進していて体液貯留しやすい状態になっている

透析の除水は循環血漿量だけでなく細胞外液量からも除される、透析後に徐水した場合も心拍出量も減る

実際に輸液をどうするか
透析後であっても細胞外液量が一定の正常値に維持されているのではない

無尿でない腎機能障害患者:
腎を保護する輸液管理が大切、手術侵襲により各種ストレスホルモンが分泌され腎血管は収縮
ドーパミンとフロセミドは利尿をもたらすが腎保護作用は認められていない
hANP術中に少量投与で術後予後が改善、利尿もあるが浮腫の増悪の可能性もある
HESによる腎障害:高分子のHESは腎障害が少ない、容量依存性に凝固障害、腎障害

2011年10月25日火曜日

111025 褐色細胞腫の麻酔

褐色細胞腫の麻酔 クロニジンテストでノルアドレナリン分泌が低下すれば本態性高血圧、下がらなければ褐色細胞腫、褐色細胞腫の麻酔という本があるらしい、β遮断薬のみの投与は禁忌、術前には起立性低血圧が生じるくらいまで血圧をコントロール、術中の高血圧、術後管理:頻回の血糖測定、偶然術中に発見した場合には理想的にはまずα遮断薬を投与して血圧コントロールしてから再手術、その場で手術すると予後悪い?

2011年10月24日月曜日

111024 周術期の尿量

周術期の尿量:腎前性乏尿とATNの鑑別、尿濃縮能があるか、尿浸透圧、ナトリウム、ドーパミン低用量:腎血管拡張、利尿剤は糸球体ろ過ろ過(原尿)がなければ効果がない

2011年10月18日火曜日

111017 かぜ

3歳扁桃腺摘出術
" 母親が最近3日間、鼻水と後鼻漏があるといっている。
" 手術を延期すべきか?

ウィルスによる上気道感染
" 気道分泌の量と性状を変化させる
" 機械的・化学的・刺激物による刺激に対する反応が増加

何のリスクになるか?
" 術中や術後の
" 気管支痙攣
" 喉頭痙攣
" 低酸素血症の原因になる

ウィルスによる上気道感染" 上気道感染後、少なくとも2週間、6-7週間後でも呼吸器合併症の危険が高くなる。
乳児のほうが年長児より危険
気管挿管はさらにリスクを増加
上気道感染後少なくとも数週間は麻酔を控えるように推奨している。( Jacobら)

実際には、小さな子供は、年間5-8回の上気道感染症を患う。
多くが秋から春にかけて
4-7週間の症状のない期間を厳重に守る?
予定手術は永遠に延期され続ける

慢性鼻汁は麻酔の高いリスクにはならないとするのが一般的
たとえば副鼻腔炎や口唇口蓋裂の手術
重症の上気道・下気道感染症の小児の予定手術は延期すべき

子供が喘息や他の重症呼吸器合併症を有していない限り、ほとんどの麻酔科医は、原因が明らかな単純な上気道感染症の小児の予定手術を実施する。

111017 周術期の心電図異常

周術期の心電図異常 @ 洞性頻脈、原因と治療、不安=鎮静、疼痛=鎮痛、血管内容量の低下=輸液輸血、カテコラミン過量投与=減量、虚血性心疾患の既往があり心電図上にST変化が生じるような頻脈はエスモロールやランジオロールの適応に、容量依存性の新収縮性抑制作用、洞房結節活動の抑制、β1選択性が高いが高容量ではβ2抑制も、喘息の既往、冠スパズムの際にはカルシウム拮抗薬を行う、徐脈:アトロピンは少ないと徐脈を悪化させる可能性もある、脊麻、硬膜外麻酔右神経の充満圧の低下によって引き起こされる=エフェドリンの適応、反射が原因、PVC:抗不整脈薬は抗不整脈作用と高細動作用があるが、再不整脈作用と陰性編力作用を有するので心停止を来すことがある。PVCの原因;基礎心疾患、基礎心疾患以外:電解質異常、低酸素、緊急性の高い場合:リドカインアミオダロンアンカロン

2011年10月14日金曜日

111013 気道困難症

気道困難症 @ マスク換気不可能0.1-1%、気管挿管困難、CVCI0.01%(死亡率は10%)、ASAのアルゴリズムではLMAを使う率は実際には半分くらい?JSAのアルゴリズム、同じ麻酔科医は2回まで、CTM穿刺キット用いたら40秒以内に成功したのは60%程度

111014 心臓麻酔報告

心臓麻酔学会報告 @ セボの脳保護作用、プロポフォールより術後の認知機能はセボの方が良い、厳密なレートコントロールは予後を悪化する。脳血流はMAP80mmHgでも脳血流がおちるひともいる、小児では30mmHgでも維持される。スタチンの投与合戦差その産生抑制、血栓傾向の改善、炎症の抑制が期待できる、術後の心房細動、急性心筋梗塞の発症が半数になった、術後の血糖値の目標値、Leuven studyは術後の早期の高カロリー輸液開始、早くはじめればBS80-100、NICE Sugar studyは早期の高カロリー輸液は行わず BS-144-180がいい、後期TPN開始でゆるめの血糖管理がいい、200以上は良くないのではないか?、好中球のじしょく作用、血小板を浸透抑制しているのは血小板機能を維持するため、学会よく楽しんできてる。学会長もこれをみたら大喜びだと思う。こういう参加のしかたなら、どんどん旅費もだしてあげて若手をいかせてやるべきだ。恥ずかしながら自分の若いころよりずっとしっかりしている。

2011年10月11日火曜日

111011 輸血 

輸血 @ 4年目レジデント 出血量はどれくらいで輸血をするか。手術に応じた輸血の目安。MSBOS 酸素運搬能のほとんどがHbとSpO2に依存、高齢者、心機能低下、能循環障害、肺機能障害例ではある程度のHb維持が必要、循環血液量75ml/kg 循環血液量の15-20%の出血、細胞外液を出血量の3倍投与、循環血液量の20-50%の出血:人工膠漆液を投与、FFP PTINR2 APTT2倍以上VFIb 100mg/dl未満 凝固因子の血中レベルを20-30%上昇させるには8-12ml/kgのFFPが必要、クエン酸による低カルシウム血症、濃厚血小板:外科手術には5万必要、クリオプレシピテート、輸血の副作用、キレート:低カルシウム、数十分でもとにもどる?、血液製剤:pH6.6-6.9はじめ代謝性アシドーシスから代謝性アルカローシス

2011年10月4日火曜日

111004 循環作動薬

選択的β1遮断薬、エスモロール:赤血球細胞質のエステラーゼで分解、長期投与によって希釈液の物質によってアシドーシス

2011年10月3日月曜日

111003 オピオイド

オピオイド受容体 @ μ12, κ123、δ12,ORL-1,
ナロキソンに結合μ1、
脳幹のオピオイドμ受容体に作用して下行性抑制系(ノルアドレナリン作動性神経系、セロトニン作動性神経系)を活性化させる、末梢性の上行性の刺激を脊髄後角レベルで抑制、
μ1フェンタニル親和性強い、鎮痛作用の強さはμ1受容体への親和性と相関している、

内因性オピオイドペプチドと受容体の分布:神経系オピオイド受容体の分布、グルココルチコイドやカテコールアミン、体に何らかの(精神的または肉体的)ストレスがかかったときに中枢神経系のμオピオイド受容体を活性化し、脳の視床下部ー下垂体ー副腎皮質系や、交感神経ー副腎髄質系が活性化されて、これらの物質が放出される。モルヒネなどのオピオイドもこれと同じ働きをする。これらのストレスホルモンおよびオピオイドは、抗原提示細胞からのIL12の産生を抑制し、Th1細胞の分化を抑制。Th2細胞分化が優位になり、Th2反応が亢進します。肥満細胞やB細胞からのサイトカイン、ヒスタミン放出が促進される。

2011年9月26日月曜日

110926 人工呼吸器 換気モードの長所と短所

人工呼吸器 換気モードの長所と短所 @ 1年目研修医 VC:頭蓋内圧、最高気道内圧、PCV:肺障害を予防できる、コンプライアンスが代わると一回換気量が代わる、SIMV、強制換気のパターンが患者の受容にあうとは限らない、PSV:トリガーの適切な設定が必要、PCV-VG重圧式、コンプライアンスが代わっても一回換気量も維持してくれる

2011年9月22日木曜日

110922 PCA

PCA:MEAC:鎮痛のために必要な鎮痛薬の血中濃度、個人差大きい、MCP:疼痛を感じる鎮痛薬の最大の血中濃度、MEACとMCPの血中濃度の差は個人差が少ない、PCAの長所:痛みを感じる時間が短縮できる、食事や歩行に併せて効果的に使用できる、患者自らが対処することで主体性を持つことができる、副作用に速やかに対応できる管理体制が必要、機械や副作用などあらゆるトラブルに対処できるスーパーバイザーが必要

2011年9月15日木曜日

110915 ドプラム

ドプラム @ 禁忌:てんかん、けいれん呼吸換気能力の低下している、重症高血圧、脳血管障害、消化管穿孔、新生児、未熟児。静脈注射の半減期約4分、末梢性化学受容体頸動脈小体を刺激、2mg/kg投与、一回の効果持続時間は5-12分、投与後は30分から1時間観察を行う必要がある。O2を投与する=呼吸仕事量が増加し、その結果酸素消費量が増加する、過換気によるPaCO2低下に注意する、副作用:中枢神経系の興奮、振戦、痙攣、テタニー、生体痙攣、テラプチク:ジモルホラミン

2011年9月13日火曜日

110913 循環作動薬

循環作動薬 @ 4年目レジデント:フェニレフリン高容量で用いるとβ作用もある?、クロニジン、デクスメデトミディン:呼吸抑制少ない、イソプロテレノール、アドレナリン0.25-0.5γで気管支拡張作用、ハロセン、ノルアドレナリン:アドレナリンの前駆物質、ドパミン:ノルアドレナリンの前駆物質、植物由来のカテコールアミン、直接、間接性のアドレナリン受容体刺激薬、神経終末に貯蔵されているノルアドレナリンやその他の内因性カテコラミン放出、研修医からの質問:作用機序が違うドパミンを使い分けるのは難しいので、ノルアドレナリンやドブタミンを使い分けた方がいいのではないか

2011年9月12日月曜日

110912 麻酔とアナフィラキシー

麻酔とアレルギー @ 自然免疫:腫瘍、細菌、異物をNKなどが直接攻撃する、獲得免疫系:ヘルパーTcell、Bcell、抗体による反応、I:喘息、IIRh薬剤アレルギー III:薬疹 IV、麻酔中のアナフィラキシーショック約5000例に1例、治療:VIP ventilation, infusion, pump, アナフィラキシーショックに必要なエピネフリンの効果は心肺蘇生の100分の1から、ヒスタミノイドリアクション:アレルギー、アナフィラキシー、アナフィラキシー様反応、過敏症などと呼ばれる反応を包括する言葉:腸管牽引症候群血中のプロスタサイクリンの増加、増すと細胞の活性化、DLST

2011年9月8日木曜日

110908 関西地方会報告 MGの麻酔の症例報告

関西地方会報告 @ 3年目レジデント MGの麻酔の症例報告、Osseneman分類、TOFモニター、筋弛緩の耐性がある重症筋無力症、治療によるAchRの回復?、神経筋接合部以外の異常のタイプ?、MuSK抗体

2011年9月5日月曜日

110905 関西地方会報告 若年者のPDPHの症例報告

PDPH 関西地方会報告@ 若年者のPDPHの症例報告、全麻後の硬麻で 2週間後に体位依存性頭痛、術後80日後再発、予防的硬膜外生理食塩水

2011年9月2日金曜日

110902 レジデント質問コーナー

レジデント質問コーナー:19年目 胃充満の肥満患者の全身麻酔導入をどうするか:胃管をいれて意識下のファイバー挿管

2011年8月30日火曜日

110830 麻酔薬の副作用

セボフルラン:コンパウンドA, キャリアガスは2l/min以上がよい、プロポフォール:propofol infusion syndrome: 4mg/kg以上がリスク、全身麻酔中はまれ、ミダゾラム:奇異性反応、paradoxical reaction、高齢者で生じやすい、ドロペリドール:QT延長不整脈誘発リスクは3.6/10000、レミフェンタニル急性退薬徴候、血中濃度が急激に変化すると生じやすい?ゆっくり濃度を変更する方がよい、ロクロニウムアナフィラキシーショックにスガマデクスで改善したBJA 2011、ニコランジルの潰瘍、ナロキソンの肺水腫

2011年8月29日月曜日

110829 血小板凝集

血小板凝集 @ 血小板の構造:不活性化では円盤形、活性化すると球状に形を変えて偽足、血小板の表面糖鎖、血管内皮細胞は陰性荷電を帯びていて正常では血管内皮に結合しない、一次凝集、二次凝集、血小板の二次凝集には細胞からのカルシウムの放出が必要、血小板には、開放小管系が存在し、細胞膜と通じていて、Ca2+が流入したり、顆粒細胞内容物が放出される。
外因系は血管損傷、内因系の反応はDVTやAfなどの血栓(血管内だけの反応)、血小板血栓と凝固血栓:血小板血栓は、速い血流下で高ずり応力が作用して、主に血小板が活性化され、血小板凝集が起こり生じる(動脈中に形成される動脈血栓など)、血小板血栓には、抗血小板凝集薬(アスピリンなど)が有効
凝固血栓は、緩い血流下(低いずり応力下)で血液凝固がおこり、フィブリン塊が形成され生じる(心房細動や深部静脈血栓症では、血流が停滞し、主に凝固血栓が形成される)、凝固血栓には、抗凝固薬(ワルファリン)が有効

2011年8月25日木曜日

110825 麻酔後シバリング

麻酔後シバリング @ 脊髄反射の説、全身麻酔後、脳機能より脊髄機能より速く回復するという説、男性に多い、疼痛、視索前野が視床下部の背内側核の神経、少し寒い時交感神経を刺激されて褐色脂肪組織を刺激、代謝性熱産生、とても寒い時は交感神経のみならず骨格筋を刺激して熱産生する。ペチジンなどの麻薬径鎮痛薬:シバリングいきちを左方移動、NSAIDS:閾値間閾の右方移動を防止、レミフェンタニルを使うとシバリングが起こりやすくする。

2011年8月8日月曜日

110808 腹腔鏡の麻酔

腹腔鏡の麻酔:3年目レジデント:CO2ガス:横隔膜の刺激により肩、頸部の痛み強い、気腹開始後15-30分後にPaCO2はプラトーに達するがそれ以降にもPaCO2が上昇する場合には皮下気腫を疑う、送気中止して低い圧で再開、ガス塞栓:送気を中止して頭低位、左側臥位に

2011年8月4日木曜日

110804 研修医質問 誤嚥とLMA

逆流性食道炎の患者にLMA用いて良いか(研修医質問) @ 19年目 動物実験では胃液が0.4ml/kg気管に入ると死に至るといわれている。胃酸による化学的な肺障害と胆汁などの逆流によると細菌の流入の可能性もある。気管挿管でもカフの微小チャンネルを通して逆流は生じる可能性がある。LMAではt正しい位置であれば誤嚥のリスクが気管挿管より高いとは言えないが、位置異常があると気管と食道の遮断が保証されない。逆流が起こった場合には被害が大きい。従って胃充満の患者や逆流のリスクの高い症例では気管挿管が優先する。気道困難症で緊急的にLMAを用いる際にはこの限りではない。

2011年8月2日火曜日

110801  鎮静

鎮静  @ 5年目レジデント 鎮静の評価RASS、手術室の鎮静ならば-1から-2の軽い鎮静状態
鎮静の3要素:健忘、抗不安、鎮痛
BIS値は参考程度
カプノメトリー:サイドストリーム式であれば可能
ケタミン0.3-0.6mg/kg
レミフェンタニル0.1-0.3μg/kg単回投与 0.02-0.1μg/kg/min;(鎮静か?鎮痛では?)
プロポフォール:長期投与により急性耐性が発現
propofol infusion syndrome: 不整脈心不全代謝性アシドーシス横紋筋融解など

110802 硬膜外麻酔

硬膜外麻酔 @ 4年目レジデント メイロン添加、カテーテルの挿入不可:針が側方に挿入されているか針の遮断が鋭角すぎる場合に起こる、針の社単の一部しか黄色靭帯を抜けていない場合には1mm慎重に進めてみる、カテーテルの断裂や結び目:断裂したカテーテルは留置したままでもよい

2011年7月30日土曜日

110729 悪性高熱症

MH @ 3年目レジデント 50000-150000例に1例、診断基準:ダントロレンによる症状の急速な回復、異常な出血傾向、誘発する薬物、揮発性吸入麻酔薬、脱分極性筋弛緩薬、アミド型局所麻酔薬は安全と言われている

110730 低体温

低体温 @ 3年目レジデント 25度以下の低体温で心停止、麻酔導入で核心温の1-1.5℃低下、シバリングは安静時の300-400%の酸素消費量、低体温でLancet 1996でTKAで出血増える、1996 NEJM 創感染、JAMA 1997 術後心合併症が増える、直腸温は多くの内部温より高く出る、膀胱温は尿量が維持されていれば中枢温を反映、オズボーン波

2011年7月26日火曜日

110726 局所麻酔薬

局所麻酔薬 @ 4年目病院助手 生化学的特徴 分子量が小さいリドカインは速い、塩酸塩なので弱酸性であるから重炭酸ナトリウム投与で非比オン型が増え30-50%の作用発現短縮、血管が豊富な組織ほど吸収されやすい。肋間神経>硬膜外>腕神経叢>坐骨大腿神経、局所麻酔薬中毒:即時型と30分後に発現する遅発型、中毒量lido5mg/kg ROP3-4mg/kg

110725 吸入麻酔薬

吸入麻酔薬 @ 3年目レジデント 血液に溶けやすいほど遅い、血液ガス分配係数が高いほど、換気量が大きいほど早い、濃度効果、心拍出量が多くなると他臓器への移行が増えるので遅くなる。セボフルランのMAC 6か月までは上昇するが、それ以降は低下する4,3歳 2.49 47.5歳 1.71 71.4歳 1.48 デスフルランMAC 6.0、血液ガス分配係数セボフルラン0.66 デスフルラン0.42、気道刺激性が高い

2011年7月22日金曜日

110722 研修医質問コーナー

①抗生物質は速く投与するのがいいか、ゆっくりがいいか。
血中濃度が一定以上でないと効果はないと考える。麻酔導入直後や体位が変わった時には急激な血圧低下の鑑別が困難ではないか。SSIの観点からは皮切時に濃度が上がっている必要があると考える。ターニケットの前に投与する。従って麻酔導入後おちついたらはじめ少しずつ点滴で投与し、続けて早目に投与している。バンコマイシンはゆっくり投与する必要あり。(急速なワンショット静注又は短時間での点滴静注を行うとヒスタミンが遊離されてred neck (red man) 症候群(顔、頸、躯幹の紅斑性充血、 痒等)、血圧低下等の副作用が発現することがあるので、6 0分以上かけて点滴静注すること。)

②血圧が下がって脈拍が下がったらどうしたらいいのか
研修医向け麻酔の極意、参照

2011年7月19日火曜日

110719 脊髄クモ膜下麻酔

脊髄:出生時L3までであるが、成長すると頭側へ移動し、2歳までにはL1付近で終わる、硬膜、クモ膜軟膜の3相で覆われる、脳脊髄液の容量:体重にある程度挿管、腹腔内圧の上昇でCVP上昇、脳脊髄液量が減少、針やカテーテルによる直接的な神経障害は一過性、無呼吸は延髄血流低下やC3-5閾の直接、尿閉S2-4膀胱が弛緩、T5-L1の遮断で尿道括約筋の緊張

2011年7月17日日曜日

110711 PEEP

PEEP  @ 3年目 生理的PEEP3-5cmH2O、気管挿管すると消失する、機能的気量の増加、肺水腫状になった肺にPEEPをかけると肺胞内水分量を減らし、間質の水分を増やす、PEEPにより間質の水分はコンプライアンスの小さい腔からよりコンプライアンスの大きい腔へ移動する、COPDではすでに呼気終末肺容量が増加しているのでPEEPをかけない方がよい可能性もある。

110712 ステロイドカバー

ステロイドカバー @ 4年目病院助手 非ストレス時:ヒドロコルチゾン換算で15-30mg/day 侵襲時300mg/day ステロイドカバーを行う患者:一週間以上のステロイド、過去3カ月以内にステロイドの投与を受けた、アジゾン、副腎皮質機能低下、両側副腎摘出、下垂体摘出術後。方法:プレドニゾロン10mg/day以下維持量のみでカバー不要、プレドニゾロン>10mg/day小手術維持量もしくは導入時ヒドロコルチゾン25mg、中手術維持量+導入時ヒドロコルチゾン25mg+ヒドロコルチゾン100mg/day 24h、大手術ヒドロコルチゾン100mg/day 48-72時間、大量免疫抑制療法中:免疫抑制療法に投与中の一日量を24時間で持続投与、服用中止後3カ月未満:服用中患者と同様に、服用中止後3カ月以上ステロイドカバー不要

110714 分離肺換気

分離肺換気@ 3年目レジデント 肺血流 ゾーン1:正常では存在しないが肺胞圧より肺動脈圧が高い、ガス交換ができない、ショックなどでは増えてくる、開胸によって上のコンプライアンスが増える、筋弛緩で腹腔内臓器、横隔膜によって押し上げられる、HPVはPaO2 PvO2に影響される、HPVはどれくらいで完成するか、Petco2に対する強い急性作用が見られる次の5分間非換気肺の低酸素

110715 心電図ST変化

冠動脈は侵害膜側を走行するプルキンエ線維は心内膜側を走る、興奮は内側から外側に伝わる、心室内の興奮は外側から収まる、軽い虚血では内側の興奮が早く収まってしまう。膜電位の総和が心電図なので内側の電位が早く再分極するとSTが下がる。虚血が進むと障害電流が生じてST下がる、障害電流は外膜側が強いので強い虚血ではST上がる

2011年7月7日木曜日

110707 心電図

心電図 @ 4年目 ポンプ機能 I,IIのQ波、V5誘導のR波が25mm以内なら正常

2011年7月4日月曜日

110704 臓器移植(腎移植?)と麻酔

臓器移植と麻酔@6年目病院助手 85%が腎臓移植1300例/年、肝移植500例ほとんどが生体部分肝移植、5年生存率:透析60%、生体93%,献腎84%、慢性腎不全患者の全身状態、免疫力低下、腎性貧血、代謝性アシドーシス、脱分極性筋弛緩薬に拮抗、非脱分極性筋弛緩薬の増強、ACE-IやARB高いカリウム血漿の原因となりうる、血液型不適合の腎移植ではDFPP(double filtration plasmapheresis)

2011年7月1日金曜日

110701 なぜ輸液がむずかしいか。研修医向け

なぜ輸液が難しいか:組織酸素供給量について評価が困難!サードスペース、循環血液量70ml/kg、

2011年6月28日火曜日

110628 DVT 下肢静脈エコー

DVT 下肢静脈エコー @ ヒラメ筋静脈 腸骨静脈領域、仰臥位大腿静脈領域、下腿静脈領域 下腿は背側から 座位になれない患者で下腿を圧迫する、静脈圧迫法、プローベを圧迫しても圧が届かない場合は長軸像でカラードプラー、急性期は径が拡張してエコー輝度はlowになる、整形外科の手術では術中に形成された新鮮血栓の可能性が高い、慢性期では静脈内に細い索状やひも状に高輝度であることが多い

110627 喉頭痙攣

喉頭蓋が後方に移動し、ヒレツ軟骨が前方に移動する、上喉頭神経、 危険因子:小児、気道感染、喫煙、胃内容物逆流、喉頭付近の手術、分泌物血液、覚醒時にもっとも起こりやすい、頻度は約1%、導入時には吸入麻酔薬、術中は骨膜への刺激や腸管牽引などが誘因になりうる、全身麻酔中の喉頭痙攣のサイン、気道内圧上昇、一回換気量減少、カプノグラムの波形が変化、リーク音聴取、喉頭痙攣を疑ったら:指導医に報告、原因の除去、100%酸素投与、持続陽圧換気(上喉頭神経を抑制すると考えられている)、頭部後屈、顎先挙上、プロポフォール、吸入濃度、スキサメトニウム、ロクロニウム1.2mg/kg、抜管後のラリスパでは薬剤以外の方法も考慮する、ラリンゴスパスムノッチ、乳様突起の前方、舌咽神経から迷走神経に刺激を与えて迷走神経過緊張を解除する、口を開けた時にできるくぼみ、低酸素血症あるいは高二酸化炭素状態は上喉頭心系へのシナプス後電位と脳管出力を低下させ喉頭痙攣の強度を軽減させる

2011年6月27日月曜日

110624 体位

110624
体位:1年目研修医
仰臥位 FRC24%減少、筋弛緩ではさらに44%低下、頭低位ではさらに低下、仰臥位低血圧症候群
側臥位 除圧面積少ない、換気血流不均衡、術後に下だった肺を上にして半座位に、膝間:ひ骨神経麻痺
腹臥位 FRC12%減少、仰臥位、側臥位より減少は少ない、頚椎損傷のリスク
眼球圧迫で網膜の虚血や視神経障害
砕石位 腹腔内臓器押し上げられる、片足挙げると肺血流は200-400増加する ひ骨神経麻痺

2011年6月21日火曜日

110621 喘息の麻酔管理

喘息 @ 1年目研修医 病態生理、スパイロメトリー、重症度分類:ステップ1-4:一秒率、症状の回数、症状の程度、夜間症状の頻度、治療、術前一秒率で分ける:プレドニゾロン0.5-1mg/kg/日、麻酔導入薬、術中の喘息発作の治療、DSCG

110620 慢性肺血栓塞栓症

慢性肺血栓塞栓症CTEPH @ 6年目病院助手 急性の原因は肺動脈血栓症がほとんどだが、慢性では大動脈炎症候群、脾摘などの全身疾患が原因のことも、血管の再疎通、II音亢進、治療:血栓溶解療法は無効、再発予防、酸素療法(自覚症状の改善、肺血管攣縮の解除、血管拡張量)、肺動脈血栓内膜摘除術

2011年6月18日土曜日

110617 フェンタニルとレミフェンタニル

フェ受容体数、感受性の固体差が大きい
 EC50値(nmol/l)
フェンタニル  1.8±0.4
レミフェンタニル  2.4±0.6


薬物動態フェンタニル3コンパートメント、レミフェンタニルシングルコンパートメント
レミフェンタニル
効果部位濃度(ng/ml)=投与速度(μg/kg/min)×25
例)0.1γなら 0.1×25=2.5ng/ml
投与10分で上記の90%に達する
投与停止3分で血中濃度は1/2

気管挿管4ng/ml、鎮痛効果0.5ng/ml、天井効果8ng/ml、

1ng/ml効果部位濃度を維持するためにはフェンタニル50mic g, IVフェンタニル

2011年6月15日水曜日

110614 TUR

TUR @ 4年目病院助手 麻酔の方法、SAB, Epi:大量の局所麻酔薬が入るとTUR症候群との鑑別が難しい、GA:ブロックしないと大量の筋弛緩薬が必要、Caudal 、TUR症候群 TURis 膀胱穿孔、インジコカルミン:高血圧、徐脈、不整脈、アナフィラキシー、SpO2低下、膀胱穿孔、かん流液の高さ、体位変換、

2011年6月13日月曜日

110613 筋弛緩モニター

筋弛緩モニター @ TOF:咽頭筋群>咬筋>母子内転筋>眼輪筋>喉頭筋>すう眉筋>横隔膜、TOF比とAch受容体占拠率(%)0 100, 50% 89 5秒以上の頭部挙上、残存筋弛緩のリスク高齢者、長時間手術、最終ロクロニウム投与からの時間、TOF比0.9以上の抜管の推奨、抜管後のラリスパに対して筋弛緩の再投与することを考えるとスガマデクスの使用量は最小限にするべきではないか

2011年6月10日金曜日

110609 レジデント質問コーナー

レジデント質問コーナー @ 腸管牽引症候群の治療、麻酔科医専門医試験問題:マスク換気できるけど気道確保難しい時の手段は?

110608 術中覚醒

術中覚醒 @ BIS使用により術中覚醒の発生率を80%減少させるという報告がある、一方でBISがAEP(聴性誘発電位)、Briceプロトコル変法:周術前に覚えていること、眼が覚めて覚えていることなど、既往のある人には説明しておく

110607 アドレナリン受容体

アドレナリン受容体 @ 4年目レジデント シナプス前α2受容体は中枢神経系に存在、シナプス後2受容体:血管平滑筋や消化管、膵臓β細胞、β1信金伝導速度上昇、レニン放出、志望分解 β2 心筋、血管β、子宮、気管支平滑筋、β3志望分解や代謝速度調節?、受容体数は血中アドレナリン受容体刺激薬の濃度や受容体が刺激薬に暴露している時間に反比例する、up-regulation, down-regulation

110606 肺梗塞

血栓塞栓からの液性因子の放出、肺動脈れんしゅくによる低酸素血症、末梢性肺動脈閉塞による胸膜痛、中枢動脈閉塞による胸骨後痛、未分画へパリンによるAPTTのコントロール

2011年6月2日木曜日

110602 肺エコー

肺エコー @ 3年目レジデント 日麻学会での勉強、肺エコー、気胸でなければ肺実質の動きが見える、lung sliding 呼吸運動に伴って臓側胸膜の水平方向の動き、癒着などがあると動かないこともある。Comet taol、Lung pulse、多重反射、power sliding、Mモード動きのあるところは砂状、lung sliding, Mモードが有用?

2011年5月31日火曜日

110531 TEE

TEE @  16年目 Me AV SAX 大動脈弁輪径1.4-2.6cm 面積2-4cm2、左室流出路大動脈弁から1cm近位1.8-2.2

2011年5月30日月曜日

110530 麻酔深度

麻酔深度 @ 3年目レジデント 術中覚醒頻度の多い手術、心臓外科、帝王切開、小児外科、外傷、ASA closed claim 女性、オピオイド使用症例は鎮静が少なくなりがち、筋弛緩使用例では鎮静が少なくなりがち、静脈内麻酔薬、術中覚醒の内容:音、麻痺、痛み、挿管時の記憶、ルートトラブル、薬液溶解ミス、BIS値は高い法がよいか、低い方が良いか、(低いと心筋梗塞増加、高い方が認知能が悪くなる)

2011年5月27日金曜日

110527 吸収性無気肺

 
100%, 80%, 60% O2投与
expired oxygen concentration 呼気酸素濃度
無気肺の面積 呼気酸素濃度100% > 80% > 60%
60%はほぼゼロ
Rothen HU, Sporre B, Engberg G, et al: Prevention of atelectasis during general anesthesia. Lancet 345:1387-1391, 1995.

2011年5月26日木曜日

110526 局所麻酔薬

蛋白結合が作用時間の長さを規定するのは、ナトリウムチャネルとの結合を意味しているのか?血清蛋白との結合の強さかと思ってた...
ほんま?

2011年5月24日火曜日

110523 CVP

CVP @ 5年目病院助手 CVCの適応:5相性 a拡張期の終わり、心房収縮、c 三尖弁心房内圧の一時的な上昇、、x心房の弛緩v 心房の収縮期充満、y心室充満早期、R波aとcの間、CV波形の異常、TRではCVP上昇、xは三尖弁が閉じるはずなのに心房に血液が充満するのでxが消失する。心タンポナーデ:y下降が減弱、または消失

2011年5月18日水曜日

110517 BIS 臨床助手

BIS @ 4年目臨床助手 BISを下げる薬物、前投薬の効果判定、鎮静薬の投与判定、心肺蘇生の効果判定 ジェルつけすぎると横の電極とショート

2011年5月16日月曜日

110516 カプノグラム 3年目レジデント

カプノグラム 3年目レジデント Iしくうガス排泄、II排泄末梢気管支ガスの排泄、III肺胞、IV吸気の開始、2相の遅れと3相の急峻化:末梢気道閉塞、第Ⅲ相の延長:フェンタニルなどによる呼吸抑制?補助換気を必要とする

2011年5月10日火曜日

110510 オピオイド

オピオイド @ 4年目臨床助手 ノシセプチン/オーファニンFG、侵害受容性疼痛は抑制するが、神経因性疼痛は抑制しない、ナロキソン:半減期が短い、投与後に末梢コンパートメントからのオピオイド再取り込みによる呼吸抑制の再発の可能性、ナロキソンを投与されている患者では感受性が上昇しているとオピオイドが効きやすくなる。

2011年5月9日月曜日

110511 人工呼吸管理

人工呼吸管理 @ 5年目臨床助手、気管チューブの容量は成人の解剖学的死腔(1ml/kg)の約半分、気管チューブの先端:気管分岐部から3-5cm上、屈曲位 中部の先端は2cm下方移動、伸展位2cm上方移動、分岐部Th4-5 声帯C4-5、気管壁の毛細血管圧は25mmHg、カフリークするとPVループが閉じない

2011年5月8日日曜日

110507 スガマデクス 抄読会 Anesthesiology より

スガマデクス @ 16年目? スガマデクス投与でもOld elderlyではTOFの回復に時間かかる?ロクロニウムの作用時間は年齢が上昇するからといって延長するわけではない、スガマデクスで末梢からのロクロニウムが中枢へ戻ってくるので一時的にトータルロクロニウムは上昇する

2011年5月6日金曜日

110506 輸血

輸血 @ 3年目レジデント 安静時の酸素消費量は200-270 ml/min 輸血の適応、はっきりした標準値は冠動脈疾患などで10以上に、一分間の酸素供給量には心拍出量が因子となっていて、血液粘度が下がると心拍出量が上昇するので貧血でも酸素供給は維持される50kgでRCC2U入れるとHbは1.5上昇する、輸血関連急性肺障害TRALI、心原性でないことの鑑別、浸潤影あり、アナフィラキシーとの鑑別、血清トリプターゼの測定

2011年5月2日月曜日

110502 いびきと気管挿管 (JA予演会)

いびきと気管挿管 (JA予演会) @ 4年目病院助手
ESS Epworth Sleepiness Scale 座って読書しているとき、テレビを見ているとき、など眠くなるリスクのスコア

2011年4月29日金曜日

110428 準決勝前独りbenkyokai

sugammadex 2mg/kgは小児でもTOF0.9までの回復はネオスチグミン50μg/kgより10分ほど早い(sugammadex1-2分、ネオスチグミン11-12分!!)

2011年4月27日水曜日

独りMドbenkyokai

母体への持続静脈内投与を開始してから30分でfetal/maternal比 は0.1 から 0.3へ上昇し、その後母体投与を中止した後5分まで持続する。British Journal of Pharmacology (2010), 161, 1472–1476

2011年4月26日火曜日

110426 アシドーシス

アシドーシス @ 呼吸性アシドーシスの代償、細胞性の緩衝作用が起こる、急性呼吸性アシドーシスPaCO2 10mmHg上昇でHCO3- 1mEq/l上昇、pH変化=0.08x(40-PaCO2) 慢性ではPaCO2 10mmHg上昇でHCO3- 3.5mEq/l、pH変化=0.03x(40-PaCO2)

2011年4月25日月曜日

110425 周術期血糖管理の重要性

周術期血糖管理の重要性 @ 6年目臨床助手 脂肪組織のグリセリンへの分解、蛋白のアラニン、グリシンへの分解ここから糖新生、NICEスタディー一般外科手術では180以下に、高血糖から正常血糖に低下するときに酸化ストレスが上昇しアポトーシスが生じる、HbA1c8%以上なら緊急手術以外は手術延期が望ましい、血中遊離脂肪酸の上昇は心筋酸素消費量の増加、不整脈や心筋虚血の上昇させる、糖尿病患者でも必要最小限の糖を投与する

2011年4月22日金曜日

110422 糖尿病患者の麻酔管理 @ 3年目レジデント 

糖尿病患者の麻酔管理 @ 3年目レジデント DM:2200万人、目標血糖値は内科では細やかな調節、合併症はしめじの順で発現する、神経障害から低酸素症に対する換気応答の抑制、HbA1cが高くなるほど換気応答は悪くなる、増殖性網膜症がある患者では急激な血糖低下で悪化する、stiff joint syndrome、DM患者では血圧の自立調節能が右にシフトしている、

2011年4月21日木曜日

110421 脊髄クモ膜下麻酔 @ 3年目レジデント

脊髄クモ膜下麻酔 @ 3年目レジデント 手術別の必要麻酔高 広がりに影響する主たる因子と小さな因子、マーカイン2mlでth7, 3mlでth5

2011年4月18日月曜日

110418 術中心停止 @ 14年目?医局長

術中心停止 @ 14年目?医局長 SIRS, hypercytotoxicemia、感染によってSIRSがは発症した場合をSIRSと呼ぶ、severe sepsis, EGDT early goal directed therapy 初期蘇生の目標、中心静脈8-12 平均血圧65以上 尿量0.5以上 ScvO270以上 混合静脈血酸素飽和度65以上

2011年4月15日金曜日

110415 レジデント質問コーナー 術前の降圧薬はどれをのますべきか

レジデント質問コーナー @ 19年目 術前の降圧薬はどれをのますべきか、抗コレステロール薬は?術後のagitation、ハロペリドール?、デキサメデトミヂン?、セボでなくフォーレンでは?、痛みをとるには

2011年4月14日木曜日

110414 局所麻酔薬のphase block

tonic block, phase block, rate dependent phenomenon

110412 マスク換気

マスク換気
下顎を垂直に持ち上げると、舌が垂直に持ちあがって咽頭後ろとの間隙が開いて気道が開通しやすくなります。それだけでなく舌とともに喉頭蓋が持ち上がって喉頭へのアクセスも良くなると想像できます。食物を飲み込む時に舌が食物を食道方向に押し込むのと同時に喉頭蓋が喉頭に蓋をするのと逆の動きと認識しています。
気管挿管の頭位
枕を入れて後屈でなぜ視野がよくなるか

110412 研修医向け術後benkyokai

110412
研修医向け術後benkyokai(1年目3名、2年目2名、途中3年目レジデント1名参加)
手術室に患者さんが入ってきてからやること
全身麻酔導入の導入薬の投与量、エフェドリン、アトロピンの初期投与量
マスク換気
気管挿管

110414 局所麻酔 

局所麻酔 @ 4年目病院助手 術後の蛋白異化抑制、アルカリ化して非イオン型を増やすことによって細胞内に多くの局所麻酔薬が入る エステル型:代謝産物のパラアミノ安息香酸によってアレルギー、蛋白結合率が大きいほど効果持続時間が長い、pKa:効果発現

2011年4月12日火曜日

110412 上手な症例プレゼン(研修1週目向け) @ 11年目?

上手な症例プレゼン(研修1週目向け) @ 11年目? 中心となるリスク、時系列、異常なしの羅列は無意味、ただし異常が疑われる検査の異常なしは重要:例:DMあるが腎機能異常なし、RAだが開口頸部の後屈は異常なし、など、良く忘れる気にしておくべきこと:内服薬、体位、麻酔器の位置、正確な術式、心エコー、心電図、胸部CT(胸水、ブラ)、喘息、狭心症の発作歴、高度DMの合併症評価、気道評価

2011年4月11日月曜日

110411 麻酔中の循環管理 @ 6年目

麻酔中の循環管理 @ 6年目 循環動態の決定因子 前負荷、心収縮力、心拍数、血管抵抗、Frank Starlingの法則による調節 交感神経による調節、典型的な血圧変動パターン、循環系の評価:心拍出量は推測で、臓器灌流量は平均動脈圧で、尿量:臓器血流を反映する0.5-1ml/kg/hrを目標、腎血流、循環血液量、動脈圧などが律則、

2011年4月9日土曜日

110408 1年目2日目の研修医に教える全身麻酔管理術

血圧と脈拍数を高いと低いにわけると4つの病態に分類できます。

その病態に応じて麻酔の対応をわかりやすく教えます。

110408 研修医向け:症例の後カンファレンス:カプノグラムでノッチ

カプノグラムでノッチがでたら

自発呼吸を疑う

全身麻酔中に自発呼吸が出たら

3つの可能性があります。

何かわかりますか?

2011年4月8日金曜日

110408 レジデント質問コーナー

レジデント質問コーナー @ 高比重と等比重の使い分け

110408 陽圧換気

陽圧換気@ 19年目 静脈環流量低下、左室拡張能の低下、左室拡張終期容量の低下、一回拍出量の低下、右室後負荷の増加、肺血管抵抗の増大、心室中郭の左方偏移

2011年4月7日木曜日

110407 TEE @ 16年目 

TEE @  16年目 TEEとは:血行動態のモニター、TTEでは得られなかった情報、MVP、大動脈解離の診断、治療方針の決定、TEEの適応:TEEの使用により予後の改善、術中に急速な低血圧が生じ治療に反応しない、原因がはっきりしない、禁忌:食道病変、食道狭窄、食道憩室、喉頭、食道、消化管の損傷を引き起こす頻度は0.2%、重篤な損傷は0.02-0.03%

2011年4月5日火曜日

110405 肋間神経麻痺?横隔神経麻痺?

脊髄クモ膜下麻酔 @ 19年目 国家試験 息ができないと患者が訴え。肋間神経麻痺?横隔神経麻痺?厚生労働省の正解は肋間神経麻痺、指導医2名から横隔神経麻痺では?と異論あり

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麻酔の分類 @ 19年目 呼吸管理を必要な麻酔、循環管理を必要な麻酔 differential block

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ガイダンス @ 19年目 H22国家試験問題 巨大ブラの禁忌の麻酔薬 レジデント教育指針