2011年7月30日土曜日

110729 悪性高熱症

MH @ 3年目レジデント 50000-150000例に1例、診断基準:ダントロレンによる症状の急速な回復、異常な出血傾向、誘発する薬物、揮発性吸入麻酔薬、脱分極性筋弛緩薬、アミド型局所麻酔薬は安全と言われている

110730 低体温

低体温 @ 3年目レジデント 25度以下の低体温で心停止、麻酔導入で核心温の1-1.5℃低下、シバリングは安静時の300-400%の酸素消費量、低体温でLancet 1996でTKAで出血増える、1996 NEJM 創感染、JAMA 1997 術後心合併症が増える、直腸温は多くの内部温より高く出る、膀胱温は尿量が維持されていれば中枢温を反映、オズボーン波

2011年7月26日火曜日

110726 局所麻酔薬

局所麻酔薬 @ 4年目病院助手 生化学的特徴 分子量が小さいリドカインは速い、塩酸塩なので弱酸性であるから重炭酸ナトリウム投与で非比オン型が増え30-50%の作用発現短縮、血管が豊富な組織ほど吸収されやすい。肋間神経>硬膜外>腕神経叢>坐骨大腿神経、局所麻酔薬中毒:即時型と30分後に発現する遅発型、中毒量lido5mg/kg ROP3-4mg/kg

110725 吸入麻酔薬

吸入麻酔薬 @ 3年目レジデント 血液に溶けやすいほど遅い、血液ガス分配係数が高いほど、換気量が大きいほど早い、濃度効果、心拍出量が多くなると他臓器への移行が増えるので遅くなる。セボフルランのMAC 6か月までは上昇するが、それ以降は低下する4,3歳 2.49 47.5歳 1.71 71.4歳 1.48 デスフルランMAC 6.0、血液ガス分配係数セボフルラン0.66 デスフルラン0.42、気道刺激性が高い

2011年7月22日金曜日

110722 研修医質問コーナー

①抗生物質は速く投与するのがいいか、ゆっくりがいいか。
血中濃度が一定以上でないと効果はないと考える。麻酔導入直後や体位が変わった時には急激な血圧低下の鑑別が困難ではないか。SSIの観点からは皮切時に濃度が上がっている必要があると考える。ターニケットの前に投与する。従って麻酔導入後おちついたらはじめ少しずつ点滴で投与し、続けて早目に投与している。バンコマイシンはゆっくり投与する必要あり。(急速なワンショット静注又は短時間での点滴静注を行うとヒスタミンが遊離されてred neck (red man) 症候群(顔、頸、躯幹の紅斑性充血、 痒等)、血圧低下等の副作用が発現することがあるので、6 0分以上かけて点滴静注すること。)

②血圧が下がって脈拍が下がったらどうしたらいいのか
研修医向け麻酔の極意、参照

2011年7月19日火曜日

110719 脊髄クモ膜下麻酔

脊髄:出生時L3までであるが、成長すると頭側へ移動し、2歳までにはL1付近で終わる、硬膜、クモ膜軟膜の3相で覆われる、脳脊髄液の容量:体重にある程度挿管、腹腔内圧の上昇でCVP上昇、脳脊髄液量が減少、針やカテーテルによる直接的な神経障害は一過性、無呼吸は延髄血流低下やC3-5閾の直接、尿閉S2-4膀胱が弛緩、T5-L1の遮断で尿道括約筋の緊張

2011年7月17日日曜日

110711 PEEP

PEEP  @ 3年目 生理的PEEP3-5cmH2O、気管挿管すると消失する、機能的気量の増加、肺水腫状になった肺にPEEPをかけると肺胞内水分量を減らし、間質の水分を増やす、PEEPにより間質の水分はコンプライアンスの小さい腔からよりコンプライアンスの大きい腔へ移動する、COPDではすでに呼気終末肺容量が増加しているのでPEEPをかけない方がよい可能性もある。

110712 ステロイドカバー

ステロイドカバー @ 4年目病院助手 非ストレス時:ヒドロコルチゾン換算で15-30mg/day 侵襲時300mg/day ステロイドカバーを行う患者:一週間以上のステロイド、過去3カ月以内にステロイドの投与を受けた、アジゾン、副腎皮質機能低下、両側副腎摘出、下垂体摘出術後。方法:プレドニゾロン10mg/day以下維持量のみでカバー不要、プレドニゾロン>10mg/day小手術維持量もしくは導入時ヒドロコルチゾン25mg、中手術維持量+導入時ヒドロコルチゾン25mg+ヒドロコルチゾン100mg/day 24h、大手術ヒドロコルチゾン100mg/day 48-72時間、大量免疫抑制療法中:免疫抑制療法に投与中の一日量を24時間で持続投与、服用中止後3カ月未満:服用中患者と同様に、服用中止後3カ月以上ステロイドカバー不要

110714 分離肺換気

分離肺換気@ 3年目レジデント 肺血流 ゾーン1:正常では存在しないが肺胞圧より肺動脈圧が高い、ガス交換ができない、ショックなどでは増えてくる、開胸によって上のコンプライアンスが増える、筋弛緩で腹腔内臓器、横隔膜によって押し上げられる、HPVはPaO2 PvO2に影響される、HPVはどれくらいで完成するか、Petco2に対する強い急性作用が見られる次の5分間非換気肺の低酸素

110715 心電図ST変化

冠動脈は侵害膜側を走行するプルキンエ線維は心内膜側を走る、興奮は内側から外側に伝わる、心室内の興奮は外側から収まる、軽い虚血では内側の興奮が早く収まってしまう。膜電位の総和が心電図なので内側の電位が早く再分極するとSTが下がる。虚血が進むと障害電流が生じてST下がる、障害電流は外膜側が強いので強い虚血ではST上がる

2011年7月7日木曜日

110707 心電図

心電図 @ 4年目 ポンプ機能 I,IIのQ波、V5誘導のR波が25mm以内なら正常

2011年7月4日月曜日

110704 臓器移植(腎移植?)と麻酔

臓器移植と麻酔@6年目病院助手 85%が腎臓移植1300例/年、肝移植500例ほとんどが生体部分肝移植、5年生存率:透析60%、生体93%,献腎84%、慢性腎不全患者の全身状態、免疫力低下、腎性貧血、代謝性アシドーシス、脱分極性筋弛緩薬に拮抗、非脱分極性筋弛緩薬の増強、ACE-IやARB高いカリウム血漿の原因となりうる、血液型不適合の腎移植ではDFPP(double filtration plasmapheresis)

2011年7月1日金曜日

110701 なぜ輸液がむずかしいか。研修医向け

なぜ輸液が難しいか:組織酸素供給量について評価が困難!サードスペース、循環血液量70ml/kg、