2011年6月28日火曜日

110628 DVT 下肢静脈エコー

DVT 下肢静脈エコー @ ヒラメ筋静脈 腸骨静脈領域、仰臥位大腿静脈領域、下腿静脈領域 下腿は背側から 座位になれない患者で下腿を圧迫する、静脈圧迫法、プローベを圧迫しても圧が届かない場合は長軸像でカラードプラー、急性期は径が拡張してエコー輝度はlowになる、整形外科の手術では術中に形成された新鮮血栓の可能性が高い、慢性期では静脈内に細い索状やひも状に高輝度であることが多い

110627 喉頭痙攣

喉頭蓋が後方に移動し、ヒレツ軟骨が前方に移動する、上喉頭神経、 危険因子:小児、気道感染、喫煙、胃内容物逆流、喉頭付近の手術、分泌物血液、覚醒時にもっとも起こりやすい、頻度は約1%、導入時には吸入麻酔薬、術中は骨膜への刺激や腸管牽引などが誘因になりうる、全身麻酔中の喉頭痙攣のサイン、気道内圧上昇、一回換気量減少、カプノグラムの波形が変化、リーク音聴取、喉頭痙攣を疑ったら:指導医に報告、原因の除去、100%酸素投与、持続陽圧換気(上喉頭神経を抑制すると考えられている)、頭部後屈、顎先挙上、プロポフォール、吸入濃度、スキサメトニウム、ロクロニウム1.2mg/kg、抜管後のラリスパでは薬剤以外の方法も考慮する、ラリンゴスパスムノッチ、乳様突起の前方、舌咽神経から迷走神経に刺激を与えて迷走神経過緊張を解除する、口を開けた時にできるくぼみ、低酸素血症あるいは高二酸化炭素状態は上喉頭心系へのシナプス後電位と脳管出力を低下させ喉頭痙攣の強度を軽減させる

2011年6月27日月曜日

110624 体位

110624
体位:1年目研修医
仰臥位 FRC24%減少、筋弛緩ではさらに44%低下、頭低位ではさらに低下、仰臥位低血圧症候群
側臥位 除圧面積少ない、換気血流不均衡、術後に下だった肺を上にして半座位に、膝間:ひ骨神経麻痺
腹臥位 FRC12%減少、仰臥位、側臥位より減少は少ない、頚椎損傷のリスク
眼球圧迫で網膜の虚血や視神経障害
砕石位 腹腔内臓器押し上げられる、片足挙げると肺血流は200-400増加する ひ骨神経麻痺

2011年6月21日火曜日

110621 喘息の麻酔管理

喘息 @ 1年目研修医 病態生理、スパイロメトリー、重症度分類:ステップ1-4:一秒率、症状の回数、症状の程度、夜間症状の頻度、治療、術前一秒率で分ける:プレドニゾロン0.5-1mg/kg/日、麻酔導入薬、術中の喘息発作の治療、DSCG

110620 慢性肺血栓塞栓症

慢性肺血栓塞栓症CTEPH @ 6年目病院助手 急性の原因は肺動脈血栓症がほとんどだが、慢性では大動脈炎症候群、脾摘などの全身疾患が原因のことも、血管の再疎通、II音亢進、治療:血栓溶解療法は無効、再発予防、酸素療法(自覚症状の改善、肺血管攣縮の解除、血管拡張量)、肺動脈血栓内膜摘除術

2011年6月18日土曜日

110617 フェンタニルとレミフェンタニル

フェ受容体数、感受性の固体差が大きい
 EC50値(nmol/l)
フェンタニル  1.8±0.4
レミフェンタニル  2.4±0.6


薬物動態フェンタニル3コンパートメント、レミフェンタニルシングルコンパートメント
レミフェンタニル
効果部位濃度(ng/ml)=投与速度(μg/kg/min)×25
例)0.1γなら 0.1×25=2.5ng/ml
投与10分で上記の90%に達する
投与停止3分で血中濃度は1/2

気管挿管4ng/ml、鎮痛効果0.5ng/ml、天井効果8ng/ml、

1ng/ml効果部位濃度を維持するためにはフェンタニル50mic g, IVフェンタニル

2011年6月15日水曜日

110614 TUR

TUR @ 4年目病院助手 麻酔の方法、SAB, Epi:大量の局所麻酔薬が入るとTUR症候群との鑑別が難しい、GA:ブロックしないと大量の筋弛緩薬が必要、Caudal 、TUR症候群 TURis 膀胱穿孔、インジコカルミン:高血圧、徐脈、不整脈、アナフィラキシー、SpO2低下、膀胱穿孔、かん流液の高さ、体位変換、

2011年6月13日月曜日

110613 筋弛緩モニター

筋弛緩モニター @ TOF:咽頭筋群>咬筋>母子内転筋>眼輪筋>喉頭筋>すう眉筋>横隔膜、TOF比とAch受容体占拠率(%)0 100, 50% 89 5秒以上の頭部挙上、残存筋弛緩のリスク高齢者、長時間手術、最終ロクロニウム投与からの時間、TOF比0.9以上の抜管の推奨、抜管後のラリスパに対して筋弛緩の再投与することを考えるとスガマデクスの使用量は最小限にするべきではないか

2011年6月10日金曜日

110609 レジデント質問コーナー

レジデント質問コーナー @ 腸管牽引症候群の治療、麻酔科医専門医試験問題:マスク換気できるけど気道確保難しい時の手段は?

110608 術中覚醒

術中覚醒 @ BIS使用により術中覚醒の発生率を80%減少させるという報告がある、一方でBISがAEP(聴性誘発電位)、Briceプロトコル変法:周術前に覚えていること、眼が覚めて覚えていることなど、既往のある人には説明しておく

110607 アドレナリン受容体

アドレナリン受容体 @ 4年目レジデント シナプス前α2受容体は中枢神経系に存在、シナプス後2受容体:血管平滑筋や消化管、膵臓β細胞、β1信金伝導速度上昇、レニン放出、志望分解 β2 心筋、血管β、子宮、気管支平滑筋、β3志望分解や代謝速度調節?、受容体数は血中アドレナリン受容体刺激薬の濃度や受容体が刺激薬に暴露している時間に反比例する、up-regulation, down-regulation

110606 肺梗塞

血栓塞栓からの液性因子の放出、肺動脈れんしゅくによる低酸素血症、末梢性肺動脈閉塞による胸膜痛、中枢動脈閉塞による胸骨後痛、未分画へパリンによるAPTTのコントロール

2011年6月2日木曜日

110602 肺エコー

肺エコー @ 3年目レジデント 日麻学会での勉強、肺エコー、気胸でなければ肺実質の動きが見える、lung sliding 呼吸運動に伴って臓側胸膜の水平方向の動き、癒着などがあると動かないこともある。Comet taol、Lung pulse、多重反射、power sliding、Mモード動きのあるところは砂状、lung sliding, Mモードが有用?