2011年8月30日火曜日

110830 麻酔薬の副作用

セボフルラン:コンパウンドA, キャリアガスは2l/min以上がよい、プロポフォール:propofol infusion syndrome: 4mg/kg以上がリスク、全身麻酔中はまれ、ミダゾラム:奇異性反応、paradoxical reaction、高齢者で生じやすい、ドロペリドール:QT延長不整脈誘発リスクは3.6/10000、レミフェンタニル急性退薬徴候、血中濃度が急激に変化すると生じやすい?ゆっくり濃度を変更する方がよい、ロクロニウムアナフィラキシーショックにスガマデクスで改善したBJA 2011、ニコランジルの潰瘍、ナロキソンの肺水腫

2011年8月29日月曜日

110829 血小板凝集

血小板凝集 @ 血小板の構造:不活性化では円盤形、活性化すると球状に形を変えて偽足、血小板の表面糖鎖、血管内皮細胞は陰性荷電を帯びていて正常では血管内皮に結合しない、一次凝集、二次凝集、血小板の二次凝集には細胞からのカルシウムの放出が必要、血小板には、開放小管系が存在し、細胞膜と通じていて、Ca2+が流入したり、顆粒細胞内容物が放出される。
外因系は血管損傷、内因系の反応はDVTやAfなどの血栓(血管内だけの反応)、血小板血栓と凝固血栓:血小板血栓は、速い血流下で高ずり応力が作用して、主に血小板が活性化され、血小板凝集が起こり生じる(動脈中に形成される動脈血栓など)、血小板血栓には、抗血小板凝集薬(アスピリンなど)が有効
凝固血栓は、緩い血流下(低いずり応力下)で血液凝固がおこり、フィブリン塊が形成され生じる(心房細動や深部静脈血栓症では、血流が停滞し、主に凝固血栓が形成される)、凝固血栓には、抗凝固薬(ワルファリン)が有効

2011年8月25日木曜日

110825 麻酔後シバリング

麻酔後シバリング @ 脊髄反射の説、全身麻酔後、脳機能より脊髄機能より速く回復するという説、男性に多い、疼痛、視索前野が視床下部の背内側核の神経、少し寒い時交感神経を刺激されて褐色脂肪組織を刺激、代謝性熱産生、とても寒い時は交感神経のみならず骨格筋を刺激して熱産生する。ペチジンなどの麻薬径鎮痛薬:シバリングいきちを左方移動、NSAIDS:閾値間閾の右方移動を防止、レミフェンタニルを使うとシバリングが起こりやすくする。

2011年8月8日月曜日

110808 腹腔鏡の麻酔

腹腔鏡の麻酔:3年目レジデント:CO2ガス:横隔膜の刺激により肩、頸部の痛み強い、気腹開始後15-30分後にPaCO2はプラトーに達するがそれ以降にもPaCO2が上昇する場合には皮下気腫を疑う、送気中止して低い圧で再開、ガス塞栓:送気を中止して頭低位、左側臥位に

2011年8月4日木曜日

110804 研修医質問 誤嚥とLMA

逆流性食道炎の患者にLMA用いて良いか(研修医質問) @ 19年目 動物実験では胃液が0.4ml/kg気管に入ると死に至るといわれている。胃酸による化学的な肺障害と胆汁などの逆流によると細菌の流入の可能性もある。気管挿管でもカフの微小チャンネルを通して逆流は生じる可能性がある。LMAではt正しい位置であれば誤嚥のリスクが気管挿管より高いとは言えないが、位置異常があると気管と食道の遮断が保証されない。逆流が起こった場合には被害が大きい。従って胃充満の患者や逆流のリスクの高い症例では気管挿管が優先する。気道困難症で緊急的にLMAを用いる際にはこの限りではない。

2011年8月2日火曜日

110801  鎮静

鎮静  @ 5年目レジデント 鎮静の評価RASS、手術室の鎮静ならば-1から-2の軽い鎮静状態
鎮静の3要素:健忘、抗不安、鎮痛
BIS値は参考程度
カプノメトリー:サイドストリーム式であれば可能
ケタミン0.3-0.6mg/kg
レミフェンタニル0.1-0.3μg/kg単回投与 0.02-0.1μg/kg/min;(鎮静か?鎮痛では?)
プロポフォール:長期投与により急性耐性が発現
propofol infusion syndrome: 不整脈心不全代謝性アシドーシス横紋筋融解など

110802 硬膜外麻酔

硬膜外麻酔 @ 4年目レジデント メイロン添加、カテーテルの挿入不可:針が側方に挿入されているか針の遮断が鋭角すぎる場合に起こる、針の社単の一部しか黄色靭帯を抜けていない場合には1mm慎重に進めてみる、カテーテルの断裂や結び目:断裂したカテーテルは留置したままでもよい