2012年1月24日火曜日

腎不全と麻酔薬

腎機能が低下した患者において蓄積しやすいのはどれか。
1) モルヒネ
2) レミフェンタニル
3) スキサメトニウム
4) サクシニルモノコリン
5) モルヒネ-6-グルクロニド

2012年1月19日木曜日

120119 LMA

LMAの適応と禁忌

VIMAならセボフルランのETSev1%なら成功する。
プロポフォールの血管痛があると失敗しやすい

プロポフォール冷たいものを早くいれる?

体重別あるいは性差によってLMAを選択、性別で選択した方がリーク少ない

気管支鏡で見た喉頭のビュー、ヒレツ部が圧迫されるのは深いあるいはサイズが小さい

awakeで麻酔科医が試しに飲もうと試みた:4%キシロカインは強烈な味、KYゼリーは甘くておいしい、

2012年1月16日月曜日

120116 プロポフォール

GABAA誘導性塩素イオン電流を増強
 海馬におけるGABAA受容体
 海馬と前頭連合野におけるAch放出抑制
プロポフォール自体に鎮痛作用はない
 バルビツレートは抗鎮痛作用
女性では分布容量大きい, クリアランス大きい, 排泄半減期には差ない
代謝
 肝臓でグルクロン酸抱合(または硫酸抱合)され水溶性に
 代謝産物が腎から排泄
 1%以下が腎から未変化で排泄
 2%が便から
 代謝産物は非活性
 肝以外の代謝(クリアランス>肝血流量)
 肺:肺を通過すると20-30%プロポフォール濃度が低下
 代謝産物は動脈血で高い
 腎:全クリアランスの30%
 小腸

2012年1月13日金曜日

120113 昇圧薬

フェニレフリン:
カテコールOメチルトランスレース、モノアミンオキシダーゼで速やかに不活性化
ノレピネフリンより弱α1作用:静脈の収縮(>動脈)、SVR↑、前負荷↑
β作用は最少、頻脈にはならない、反射による徐脈
エフェドリン:
持続静脈内投与、カテコールOメチルトランスレースでは代謝されず、水酸化基なし、モノアミンオキシダーゼでは代謝されず、ほとんど代謝されずに尿中に排泄間接作用、
交感神経の節後繊維終末からのノルエピネフリンの放出、ノルエピネフリン:α、β1、直接作用
生理的なカテコラミンと比較して弱い
β2作用あり

120111 PUBRAT

母体安全への提言2010
バイタルサイン異常の早期発見につとめる

手術中に麻酔科医が監視する項目を周産期管理にも応用している。麻酔科医にとっても監視項目の整理の良い機会?

PUBRAT
ケースを呈示 

Pulse rate 100以上、帝王切開後の出血

SpO2 pulse oxymeter 95以下 無気肺 PE、AFE, 肺水腫との鑑別

Urinary Output 0.5ml/kg/hr以下

Blood pressure, systolic
高血圧:140mmHg以上、160mmHg以上は脳血管障害を防止するために治療すべき、脳出血と関連因子、妊娠中は血圧は低下する、脳実質内出血の一例、ショック:下限値は80mmHg

Blood pressure, diastolic 
高血圧:90mmHg、高血圧合併妊娠の重症化:110mmHg

Respiratory rate 
上限25回/分:肺水腫では呼吸数増加、下限10回/分:硫酸マグネシウム中毒、オピオイド過量投与

Alertness JCS ひと桁

Temperature 38度以上

120110 酸素療法 研修医1年目向け

酸素マスクの吸入酸素濃度、
3l鼻カニュラ0.32
5l/minマスク0.4
リザーバー付きフェイスマスク0.8以上

抜管のタイミング:呼吸状態は何を見ているか、異常なら原因は何か(頻呼吸、呼吸数低下)

2012年1月6日金曜日

120105 研修一日目のbenkyokai レミフェンタニル

血中(組織中)の偽コリンエステラーゼで分解、肝腎機能の影響を受けにくい、薬物動態はシングルコンパートメントモデル(フェンタニルは3コンパートメント) 
EC50値(nmol/l)2.4±0.6 
予測効果部位濃度(ng/ml)=投与速度(μg/kg/min)×25 
挿管では4 ng/mL 
維持 鎮痛効果; 0.5ng/mL~ 
天井効果; 8ng/mL 
MACBARとMACAWAKEの逆転; 4ng/mL 

呼吸抑制; 2ng/mL~

120106 麻酔研修2日目の講義

なぜセボフルランは(研修医にとって?)調節性がいいか、持続投与している、代謝、排泄を考えなくてよい、生体内代謝率低い、そのまま出てくるので考えようがない、肝、腎機能に影響されない、代謝産物の活性を考えなくてよい、ETsevは実測の濃度である、実測濃度で投与する薬剤は他にない、TCIは予測血中濃度