2016年3月11日金曜日

160311 喉頭痙攣が起こったら...

喉頭痙攣が起こったら....
指導医に報告
原因除去(口腔内吸引、エアウェイ除去、手術操作の中断)
100%酸素投与
喉頭痙攣を疑ったら
持続陽圧換気
頭部後屈・顎先挙上
プロポフォール0.8mg/kgの静脈内投与
吸入麻酔薬の濃度を上げる
ロクロニウム1.2mg/kgを静脈内投与
スキサメトニウム0.150.3mg/kg

下顎骨関節突起部(Laryngospasm notch)の圧迫
乳様突起前方(口腔を開けた際に両耳の前方にできるくぼみの部分)を数秒間、両側から内側に向けて圧迫する。
舌咽神経から迷走神経に刺激を与え、迷走神経の過緊張を解除する(仮説)。

2016年3月3日木曜日

160303 吸入麻酔薬による麻酔の導入の早さ 2015年度専門医試験2より

FA/FI 肺胞濃度の上昇は亜酸化窒素、デスフルラン、セボフルランの順で上昇する 
デスフルランは溶けにくいので早く平衡に達する
血液ガス分配係数デス0.42 セボ0.69  低い方が早く効く、早く醒める
血液ガス分配係数=血液濃度/気体濃度 麻酔ガスのモル濃度比
分圧が一定になるまで溶ける、血液中にあまりとけこまなくでも平衡に達する


Esper T
Blood/Gas partition coefficients for isoflurane, sevoflurane, and desflurane in a
clinically relevant patient population.
Anesth Analg. 2015;120:45-50.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25393590