2016年9月10日土曜日

160910 胎児治療 KANSAI産科麻酔教育講演から

胎児治療の適応は
胎児治療の適応は出生後に有効な治療方法がない
胎児治療によって児の命を救える
疾患の自然史についてよく理解されている/どのタイミングでやる必要があるのか
母体に安全
予後が良くなる

できる疾患日本:脊髄髄膜瘤、胎児心疾患
超音波ガイド下手術
児の胸水(心臓が圧迫されると胎児水腫):シャント
Open fetal surgery: 脊髄髄膜瘤 

外科的治療
超音波ガイド下手術
胎児鏡下手術
Open etal Surgery
ExIT

胎児治療の麻酔
超音波ガイド下:局所麻酔(針だけでいける)
胎児鏡:局所麻酔が多い(+硬麻)


脊髄髄膜瘤は2000分娩に1例:母体への葉酸投与で改善したが...
生涯にわたって生活の質の影響を与える
胎児期は足を動かしている➡妊娠中期以降になると、足を動かさなくなる
足の拘縮も出現する
two-hit仮説 2nd hit子宮壁へあたるとか尿、便に刺激されるなどで障害されるのではないか

胎盤が後壁ならば筋膜は縦切開
前壁付着なら筋膜は腹直筋と一緒に横切開:子宮を体外に出す
胎児モニタリングはエコーで持続的に
アーノルドキアリ奇形が改善する
麻痺のレベルが低くなる
羊水の代わりに加温した乳酸リンゲル

胸腔内腫瘤 CCAM
輸血やカテコラミン投与の必要がある可能性:ルートを入れる

仙尾奇形腫:腫瘤のボリュームを減らせば心臓への負担が減る
術中の子宮収縮が強い場合、ニトロと吸入麻酔

EXIT 日本で年間10例程度
EXIT-intubation気道確保18分、腫瘍摘出50-82分、ECMO58分(CDH)
巨大気道腫瘤
EXIT-ECMOは減っている;肺の病変が可逆的か、
帝王切開よりも大きな切開創
人工羊水を保つ
臍帯圧迫防止のため、術中子宮切開創は常に視野に置く
胎児へ鎮痛、筋弛緩
モニタリングは心エコー、パルスオキシメトリー
観血的な児の手術では静脈路

EXIT- to-resection などの手技を行うためには子宮自動吻合器

0 件のコメント:

コメントを投稿