2011年8月4日木曜日

110804 研修医質問 誤嚥とLMA

逆流性食道炎の患者にLMA用いて良いか(研修医質問) @ 19年目 動物実験では胃液が0.4ml/kg気管に入ると死に至るといわれている。胃酸による化学的な肺障害と胆汁などの逆流によると細菌の流入の可能性もある。気管挿管でもカフの微小チャンネルを通して逆流は生じる可能性がある。LMAではt正しい位置であれば誤嚥のリスクが気管挿管より高いとは言えないが、位置異常があると気管と食道の遮断が保証されない。逆流が起こった場合には被害が大きい。従って胃充満の患者や逆流のリスクの高い症例では気管挿管が優先する。気道困難症で緊急的にLMAを用いる際にはこの限りではない。

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