透析患者の輸液管理
内分泌、神経系の調節機構の異常も生じている、心血管系の調節の異常も、腎機能障害の患者は非麻酔時は交感神経が亢進している。
1内因性エリスロポイエチン産生低下、貧血、心拍出量が増加、心負荷、
2交感神経の亢進
3レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系は亢進していて体液貯留しやすい状態になっている
透析の除水は循環血漿量だけでなく細胞外液量からも除される、透析後に徐水した場合も心拍出量も減る
実際に輸液をどうするか
透析後であっても細胞外液量が一定の正常値に維持されているのではない
無尿でない腎機能障害患者:
腎を保護する輸液管理が大切、手術侵襲により各種ストレスホルモンが分泌され腎血管は収縮
ドーパミンとフロセミドは利尿をもたらすが腎保護作用は認められていない
hANP術中に少量投与で術後予後が改善、利尿もあるが浮腫の増悪の可能性もある
HESによる腎障害:高分子のHESは腎障害が少ない、容量依存性に凝固障害、腎障害
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