2018年7月12日木曜日

180712 術前内服の漢方薬をどうするか(3年目の先生のプレゼン)

漢方薬:長期内服で偽アルドステロン症に注意、周術期のherbal meidicineは術前2週間前から中止することが望ましい

甘草:グリチルリチン酸、大量長期摂取で偽アルドステロン
麻黄 エフェドラ、主成分はエフェドリン風邪薬にも含まれる、長期服用例ではエフェドリン抵抗性になる可能性、

大黄センノシド、アントラキノン誘導体のセンノサイドA~F、アロエエモジン、レイン、クリソファノール
大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう)
大黄牡丹皮湯(だいおうぼたんぴとう)
三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)
応鐘散(おうしょうさん)
大承気湯(だいじょうきとう)
桃核承気湯(とうがくじょうきとう)
小承気湯(しょうじょうきとう)
地黄カタポール
などに含まれる

附子ブシ:
猛毒性アルカロイドのアコニチン、メサコニチン、ヒパコニチン、低毒性ジテルペン系アルカロイドのアチシン、コブシン、イグナビン、ハイゲナミン
神経毒性あり、強心作用

漢方薬の服用に強い根拠がない場合は休薬するのが妥当
自己免疫疾患などで内服していうことあり

抑肝散:せん妄予防、術前の鎮静
「肝(かん)」が高ぶると、怒りやイライラが現れる。「抑肝散」は「肝」の高ぶりを抑える。子どもの夜泣き、疳(かん)の虫、大人の神経症状
怒りっぽい、興奮しやすい、イライラするなどの症状
神経症、不眠症、歯ぎしり、更年期障害、子どもの夜泣き、かんしゃく(神経過敏)
Arai YC. The effect of the kampo medicine yokukansan on preoperative anxiety and sedation levels. Evid Based Complement
Alternat Med. 2014;2014:965045. PubMed PMID: 24799947; PubMed Central PMCID: PMC3988893.

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=PMID%3A+24799947

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