2016年2月13日土曜日

160209 小児の麻酔回路

小児麻酔の麻酔回路は、機械的死腔量が少なく、軽量で、呼吸抵抗が小さいことのが理想的

再呼吸回路→成人 死腔が大きい、呼吸抵抗が大きい、加温加湿が良い、低流量で麻酔可能 二酸化炭素吸収装置がある
非再呼吸回路 Mapleson回路 
Jackson Rees回路(Mapleson F) 弁がない  必要な新鮮ガス流量 MVと同じ 自発呼吸に向いている、調節呼吸では非常に高流量が必要          

高濃度酸素の投与が可能
調節呼吸,補助呼吸,持続気道陽圧(continuous positive airwaypressure;CPAP)を行うことが可能
1 回換気量や肺のコンプライアンス(軟らかさ)が分かる

Mapleson Aが自発呼吸に有利 Mapleson A回路はMagill回路


Mapleson D Bain回路 自発にも調節呼吸にも適している 
新鮮ガスが呼気により加温される
自発呼吸2-3 MV 
調節呼吸ではMV 1-2  自発呼吸と比べて最低必要な麻酔ガス流量は少ない

Tピース
新鮮麻酔ガス流量:患者のMVの2.5倍で患者の自発呼吸、補助呼吸、調節呼吸などの呼吸のパターンにかかわりなく、再呼吸を防ぐことが可能
蛇管部分の容積:一回換気量の75%が必要
バッグ:新生児500ml、体重10kg未満1L、20kg未満2L、それ以上3L
新鮮ガス流量が少ないと呼気ガスを再呼吸する可能性

調節呼吸
用手的換気法も機械的人工呼吸法が可能
機械的人工呼吸:Tピースのバッグが付く蛇管部分に呼吸器を接続し用手でバッグを押す代わりに人工呼吸器を用いる
気管内チューブのリークの多いとより多くの流量が必要

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