2013年7月29日月曜日

130723 肝機能異常と麻酔

肝硬変ではイソフルランが良いと言われていたが、セボフルランとの臨床的な差はなかった、

肝虚血のプレコンディショニング

肝臓保護作用:肝逸脱酵素の上昇抑制韓細胞内のATP濃度減少の抑制など、

大動脈遮断による肝虚血ー再灌流と麻酔薬
人工心肺
ハロタンとNLAとの比較
イソフルランとセボフルランの比較
セボフルランのプレコンディショニング効果

プロポフォールとセボフルランのプレコンディショニング作用の比較

130729 気管チューブのバルーン(cuff)

役目
ガスリークの防止、誤嚥の防止

人間の耳たぶくらいのやわらかさ、20以上30cmH2O以下,

ventilator associated pneumonia 人工呼吸器関連肺炎
カフ圧20cmH2O以下では合併症が起こりやすい

気管壁の細静脈の血圧が30mmHgと言われている
カフ圧が高すぎると気管粘膜の虚血およびこれに引き続く潰瘍出血


LMAのカフ圧計、
術後咽頭痛に有意差があるかどうか20mlブライドでいれたのとカフ圧計を比較
LMAの咽頭痛はカフ圧計で測定したかどうか
カフある計の方が低くなる


関連論文
Keller C, Brimacombe J. 
Mucosal pressure and oropharyngeal leak pressure with the ProSeal versus laryngeal mask airway in anaesthetized paralysed patients.
Br J Anaesth. 2000;85:262-6.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/10992836

2013年7月18日木曜日

130625 麻酔と肝機能

解剖と整理、門脈からの酸素供給高い
類洞を流れる酸素分圧濃度勾配

肝血流低下、低酸素、肝の酸素消費の増大、小葉中心静脈周囲の傷害
薬物やホルモンも同様の類洞の濃度勾配がある、

肝動脈血流SBP 80mmHgまでは自己調節能、Hepatic arterial buffer response 門脈血流が低下すると肝動脈血流が増加して代償する

吸入麻酔薬による肝動脈血流への影響:セボフルランとイソフルラン、プロポフォールは大差がない

130624 ロクロニウム

未変化体のまま胆汁中に排泄投与

小児新生児神経筋接合部
2歳移行になると神経筋接合部が成人と同様になる
ロクロニウムの必要量は成人と同程度あるいは少なめ

母子保健総合医療センターでは原則原液か2.5mg/miに希釈
長野こどもでは原液

筋弛緩薬が痛い?低いpH、内因性メディエーターを産生するヒスタミンやブラジキンを遊離する、希釈した方がよい?

130620 悪性高熱症

リアノジン

MH素因1/20000

死亡率は10-15%
1985年にダントロレンの開発
1960年代では死亡率が100%
現在は10-15%

細胞内カルシウムの異常放出によるADP産生ピルビン酸酸化

診断基準、麻酔中の体温の上昇が15分間に0.5度以上

治療
ダントロレン1Vを60mlで溶解
カルシウムブロッカーはダントロレンとの併用で心停止まで至る
βブロッカーがよい

異常リアノジン受容体
カルシウム漏出の病態、運動時の体温の上昇

鑑別甲状腺クリーぜ、悪性症候群、プロポフォール注入症候群、