2017年9月22日金曜日

1708 DAM 気道困難症 (研修医の先生のプレゼン)

挿管困難の予測
・開口困難(2横指以下)
・頸椎可動域制限
・拒舌
・少顎
・門歯の突出、ぐらぐらの歯牙
・短く筋肉質な首
・病的肥満

甲状オトガイ間距離・舌骨オトガイ間距離
 オトガイから甲状軟骨までの距離が6cm(3~4横指)未満
 オトガイから舌骨までの距離が3cm(2横指)未満

気道内圧を増加させることができない場合    
・両手法や他の方法でマスクフィットを改善
・ガスリークを代償するために酸素の定常流量を増加 

気道内圧を適切に増加できる場合 
・経口あるいは経鼻エアウェイを挿入
・両手を用いてtriple airway maneuverを確実に行う
           (頭部後屈、下顎前方移動、開口)       
・逆トレンデレンブルグ体位あるいは半座位とする 
・麻酔器の人工呼吸器を用いて両手マスク換気を
(PEEPを高めに設定し、PIPを制限したPCVモード)
・CPAPまたはPEEPを負荷する
・筋弛緩薬が投与されていなければ投与する     
・筋弛緩薬がすでに投与されていれば回復させる 
・他の麻酔科医の援助を要請する 

意識下挿管
①Full Stomachなら胃管から胃内容を吸引
②まだ投与されていなければH2遮断薬投与
③鎮痛・鎮静:反射が強く十分な展開ができない場合は必要最低限の鎮痛薬・鎮静薬を使用。意識と自発呼吸は残す。
④経口、経鼻とも4%キシロカインでスプレー麻酔
⑤挿管できたらすぐに麻酔薬と筋弛緩薬で就眠

0 件のコメント:

コメントを投稿