2012年2月10日金曜日

置換度(DS: degree of substitution)
グルコース糖単位あたりのヒドロキシエチル化の割合を示す。
0-1(全く置換していない0)
血中のαアミラーゼによる分解が遅くなる
 αアミラーゼはヒドロキシエチル基に置換されていない部分が急速に分解され、代謝産物が膠質浸透圧維持や腎排泄の対象となる。
置換度が小さいとすぐに分解され、腎で排泄されやすく、血管外に漏出しやすくなる。
分子数は増えるので膠質浸透圧は増加
C2/C6ヒドロキシエチル化比(C2/C6比)が高くなるほど、C2原子においてヒドロキシエチル化されたHESの割合が高いほどデンプン溶液の代謝が緩徐になる。

高濃度、高分子量、高置換度のHES製剤ほど血液凝固系検査に影響が大きい

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