2021年9月21日火曜日

210921 慢性疼痛

 痛覚過敏:一次性疼痛過敏(体動時痛と同じ)と二次性疼痛過敏(中枢性で興奮性増大している)


末梢性感作と中枢性感作


Aδ早い痛み

C繊維 遅い痛み、内臓痛

2020年7月27日月曜日

2020/07/27 研修医の先生のプレゼン PODとPODS


POCD postoperative cognitive dysfunction 
POD 術後せん妄 postoperative delirium
予防リスク評価
術前からの予防 前投薬 非薬理学的介入

モニタリングが重要 
血圧変動、相対的低血圧、低酸素血症、二酸化炭素血症、アシドーシスはリスクになる
不必要な深い麻酔、浅麻酔もリスク

術後評価
術後鎮痛:非オピオイド鎮痛
予防的ガバペンチン、アセトアミノフェン、セレコキシブなど
比薬理学的予防介入

過活動型POD 向精神病薬の投与は最小投与量
低活動型POD 見落としがち、運動量の低下、

65歳以上では術後1週間で25.8%、術後3か月で役1割がPOCD

2020年2月20日木曜日

200218_虚血心疾患の患者の麻酔(研修医の先生のプレゼン)

術前評価
6か月以内のstent治療の有無を確認する
4METs以上の運動
RCRIスコア

ACE ARBは24時間前から中止 ACS 脳梗塞脂肪率低下
スタチン 産科ストレスや炎症鎮静化
アスピリン:出血で止血が難渋することが予想される症例以外では投与が推奨されている

2019年12月23日月曜日

191223_腹腔鏡下手術中のSPO2低下(研修医の先生のプレゼン)

腹腔内圧上昇:静脈還流増加、
交感神経刺激:血圧上昇

CO2の貯留
肥満、高齢者、衰弱者で著明になる

気管支挿管:気腹直後、聴診、気道内圧、
皮下気腫:換気を増やしても高いETCO2が続く場合に疑う
気胸、空気塞栓症

酸素化の悪化
肺胞がつぶれやすい➜PEEPを用いて無気肺を予防
気腹圧を下げる
気腹をやめる
体位を戻す
酸素濃度を挙げる
聴診や指針などで原因検索する
気腹をとめて左側臥位、頭を下げる➜それ以上空気が進まないように
腹部臓器の場合は術野が心臓より低くした方が入りにくいのでは?

2019年11月22日金曜日

191122_周術期アナフィラキシーショック 研修医の先生のプレゼン

麻酔中のアナフィラキシー5000-10000例に1例 
麻酔中には5分で心停止になりうる
フランスの統計では筋弛緩薬が多い
ロクロニウム第4級アンモニウムイオンを有するため歯磨き粉、シャンプー中の交差反応を起こしやすい
手術中は症状を訴えることができない、皮膚症状の発見が遅い、気道狭窄が重度になるまで発見が遅れる、他の麻酔薬の循環器への影響と鑑別が難しい
Grade1-4 12ラテックスに多い、3,4筋弛緩薬に多い

エピネフリンの投与方法
Gradeによって量が違う
Grade 1,2 5-20μg静脈内投与 Grade 3 100-200μg Grade 4 心停止 1mg

2019年11月21日木曜日

191121_周術期等口腔機能管理(歯科口腔外科の先生のレクチャー)

誤嚥性肺炎を防ぐ
化学療法、緩和ケアを行う予定の患者さん

適応拡大した
悪性腫瘍
人工関節
脳卒中
(全身麻酔で手術)

動揺歯
不良補綴物
歯石、歯垢の除去表面の粗造:誤嚥性肺炎手術部位感染の防止

術前から術後にかけての口腔ケア歯科治療

人工呼吸中の
VAPの予防
長期気管挿管による口腔粘膜潰瘍の予防

骨の免疫の低下
口腔粘膜炎
抗癌剤の多くは口腔乾燥を引き起こす

2019年9月30日月曜日

190930_周術期の血糖管理(研修医の先生のプレゼン)

外科的糖尿病
免疫能低下
気道、尿路感染のリスク
高血糖下では脳虚血のリスク
筋肉由来のたんぱく質が分解される

1-2時間毎に血糖測定
BS100-180に維持:術前の血糖コントロールの状態、もともとDMがあるかないか、投薬しているかどうかで
インスリンの投与を変える必要がある?(ベテランの意見)

手術前はエネルギーのバランスが普段と異なっている

術前の炭水化物負荷

2019年9月27日金曜日

190927_透析と麻酔(研修医の先生のプレゼン)

年々増加し高齢化
糖尿病性腎症が原因疾患の1位になった

出血、循環への影響

腎予備能の評価
腎性貧血
電解質異常
アシドーシス

腎不全非代償期 トライウエイトが適正、最近の透析状況の変更がない
透析の直前に精神状態、呼吸困難筋力低下がない血清カリウム6以下
などを確認する

抗コリン薬は50%が尿排泄、反復投与に注意
ミダゾラム作用状況があるため投与量を減ずる
腎排泄は10-20%
血圧の維持、
腎毒性のある薬物を避ける

術後管理
血液ガス検査、手術当日に初回の透析を行う
高カリウム血症をチェックする

190921_MEPと麻酔管理(研修医の先生のプレゼン)

運動機能の温存
大血管、脳血管外科、脊椎外科
大脳皮質運動野→脊髄側索→前角細胞→前根→末梢神経
デスフルラン0.3MACでは影響はないという意見もある
静脈内麻酔薬はプロポフォールが最も影響が少ない
大血管遮断では血中濃度が安定しない可能性がある
レミフェンタニルは外科手術の20倍で消失
フェンタニルの外科手術の約2倍で消失する 
フェンタニルのボーラス投与では影響を受ける可能性がある

2019年8月23日金曜日

190823_ステロイドカバー(研修医の先生のプレゼン)

副腎クリーゼをおこさないように

適応
3週間以上にプレドニゾロン15mg相当以上の糖質コルチコイド
過去に長期間もしくは大量ステロイドの投与歴がある
Cushing症候群
副腎クリーゼの既往

制吐用のデカドロン(デキサメサゾン)が不要ではないか
ソルコーテフは生理的な副腎皮質ホルモン
デキサメタゾン力価は25-30倍 生物学的半減期36-54時間

コハク酸エステルの急速静注はアスピリン喘息を悪化させる
生ワクチンの弱毒化がもどってしまう

2019年7月26日金曜日

190726_知ったつもりかもしれないネオシネジンとエフェドリン 研修医の先生のプレゼン

アドレナリンαβ受容体の確認

フェニレフリン:持続時間は5-10分、昇圧作用はアドレナリンの1/5で心刺激作用はアドレナリンの1/20以下
禁忌:心室性頻拍のある患者では症状を悪化させる可能性がある

エフェドリン:カテコール各を欠く交感神経作動性アムンノルアドレナリンの放出促進間接作用
1から2分を要し4分程度で最大効果、効果持続時間は10-15分アドレナリンの1/100-1/200
持続投与をしないのは①タキフィラキシーを起こす、②MAOやCOMTで代謝されないので作用が持続する可能性が高い

エフェドリン添付文書:ハロゲン化吸入麻酔薬慎重投与イソフルランとセボフルラン、アドレナリン、ドパミンとの併用は禁忌
フェニレフリン:ネオシネジン添付文書 慎重投与 徐脈の患者

2019年7月25日木曜日

190725_筋弛緩薬_研修医の先生のプレゼン

1942年 クラレの使用
筋弛緩薬中枢性、末梢性

筋型ニコチン性アセチルコリン受容体の主にαサブユニットにロクロニウムが結合すると、イオンチャネルの開閉ができなくなる。

受容体が機能しなくなる効果容量が筋により異なるので、感受性の違いが出る 
母子筋で75%、呼吸筋で90%以上の受容体占拠により遮断を得られると考えられている。respiratory sparing effect=呼吸筋遺残効果
拇指内転筋0.3mg/kg 横隔膜0.5mg/kg
気管挿管時の場合、母子内転筋のED95の2~3倍量(0.6~0.9mg/kg)が適する量
横隔膜のED95の2倍以上の1mg/kgを投与すべき

内視鏡手術時にはワーキングスペースの確保が重要
筋弛緩が深い方が気腹圧が少なくて済む:
横隔神経刺激による関連通と考えられる肩の痛みは筋弛緩が多い方が少なくて済む
ガス排出時間も短くて済む

Kim MH. Maintaining Optimal Surgical Conditions With Low Insufflation Pressures is Possible With Deep Neuromuscular Blockade During Laparoscopic Colorectal Surgery: A Prospective, Randomized, Double-Blind, Parallel-Group Clinical Trial. Medicine (Baltimore). 2016;95:e2920. PubMed PMID: 26945393; PubMed
Central PMCID: PMC4782877.

Madsen MV. Postoperative shoulder pain after laparoscopic hysterectomy with deep neuromuscular blockade and low-pressure pneumoperitoneum: A randomised controlled trial. Eur J Anaesthesiol. 2016 ;33:341-7. PMID: 26479510.x

2019年6月20日木曜日

190620_周術期血糖管理(研修医の先生のプレゼン)

190620
感染のリスク、浸透圧利尿、高浸透圧の意識障害

インスリン抵抗性を誘導しやすい 高脂血症の併存
侵襲によるストレスホルモン抗インスリン作用
侵襲が大きい手術
内科的治療の重要性

入院中の厳密な血糖管理:血糖コントロール不良であればインスリンスケールの導入、血糖が300mg/dlを超える症例、pH
術中管理:輸液を選ぶ、

揮発性吸入麻酔薬はカリウムチャンネルを活性化してインスリン抑制、プロポフォールはインスリン分泌に影響しない

術後のコントロール

2019年5月17日金曜日

190517 高齢者の誤嚥 (研修医の先生のプレゼン)

周術期に誤嚥した患者の40%で誤嚥性肺炎などの呼吸器合併症
平均術後2日の人工呼吸が必要
嚥下障害:高齢者では潜在性の嚥下障害
体位変換した後に誤嚥
大腿骨骨折と誤嚥:術後合併症では誤嚥性肺炎が3.2%で最多
脳卒中の既往、低栄養による感染に対する抵抗性の低下
嚥下機能を悪化させる薬剤を飲んでいないか
姿勢保持の安定性、上肢の間接の可動域

嚥下機能の評価
反復唾液嚥下テスト
30秒間にできるだけ多く唾液を嚥下してもらいその回数を測定
指をのどぼとけと舌骨に置き、指の腹を超えて喉頭隆起が挙上した回数のみを測定
高齢者では30秒で3回以上嚥下できれば正常といわれている

2019年5月16日木曜日

190516 腸管膜牽引症候群 (研修医の先生のプレゼン)

COX活性化により痛み物質プロスタグランジンが産生される。診断基準はない。麻酔科医の判断

麻酔薬、硬膜外麻酔、出血性ショック、アナフィラキシーショック

発症後5-10分後に血圧がもっとも低下し、20-30分かけて自然軽快する
重篤な心血管系合併症を有する
ロピオン(COX阻害薬)を麻酔導入時に投与して予防する
レミフェンタニルがCOXを活性化するのでフェンタニルより発症しやすいという意見もある
ヒスタミンが関係するという意見もあるが明らかではない
医局員のコメント:心停止に至った症例も経験したことがある
他病態を除外することが重要

2019年3月22日金曜日

190322 ターニケットペイン (研修医の先生のプレゼン)

上肢SBP+50mmHg
下肢SBP+100mmHg
持続時間は1時間半から2時間
圧と時間についての明確なエビデンスはない
ターニケット使用開始から30-60分で生じ始める四肢
RVMニューロンの賦活化
手術創などによって引き起こされる痛みの伝達とは違う線維の感覚神経(吻側延髄腹側 部(RVM)ニューロン)が賦活されることによって生じるという説がある

局所麻酔カフを巻く部位の周囲に局所麻酔
駆血の設定
低いカフ
ダブルタニケット
上腕より前腕に巻くforearm tarniwuet法
シリコンリングタニケット
通常のターニケットを使用するより、使い捨てのシリコンリングターニケットを使用する方が有意にターニケットペインの程度を低下させたとの報告がある。
ターニケット をリング状にすることで、圧迫される皮膚面積を減らすことができ、ターニケットペインの軽減に有用と思われる。
Drosos GI. Silicone ring versus pneumatic cuff tourniquet: a comparative quantitative study in healthy individuals. Arch Orthop Trauma Surg. 2011;131:447-54.

François A. A Brainstem-Spinal Cord Inhibitory Circuit for Mechanical Pain Modulation by GABA and Enkephalins. Neuron. 2017 22;93:822-839.e6.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28162807
LiSA 20巻9号 (2013年9月)静脈内局所交感神経ブロック―ペインクリニックにおけるターニケットペインのメカニズム 浜田 隆太 1 , 長島 史明 1 , 内野 博之 11東京医科大学病院 麻酔科pp.912-915

2019年3月19日火曜日

190319 麻酔と歯 (歯科のレジデントの先生のプレゼン)

麻酔中の歯のション省3000例に1例
麻酔科合併症のうちの20%程度が歯の合併症

永久歯は歳ごろからすべて生えそろうのは12歳ごろ

Millerの分類:動揺歯の評価生理的な動揺0.2mm以内0度、歯軸方向に2㎜動揺するのは3度
3度が抜歯の適応
奥歯の場合は患者が希望しなければ様子を見ることもある

歯が損傷してしまったら
歯根ごと:ほとんどが歯周病でだめになっている可能性がある、
挿管の外傷だけでダメになった場合ははやくて20分で遅くとも2時間でもとのところに埋めて固定する、気管挿管中は治療は難しい

歯がかけたのか:コンポジットレジンというプラスチックで修復可能

補綴物だったのか:そのままつける場合がある

術前によく評価しておくことが重要である。

2019年2月7日木曜日

1901 プロポフォールの投与方法 (研修医の先生のプレゼン)

麻酔導入中に覚醒(体動)した症例
飲酒大量
肝硬変
プロポフォール120mg
麻酔導入時に体動
麻酔覚醒時に夢をみた

肥満患者でプロポフォールを使うか
麻酔時間12時間
MEP
2.5-3.0μg/dlで維持した
BIS使用できなかった(脳外科)
BISなしでいかに投与量を決定するか
日本人と欧米人の肥満の定義

ロポフォール、スガマデクス➜実体重
レミフェンタニル、ロクロニウム➜理想体重
フェンタニル➜補正体重(除脂肪体重)

①実体重 Total body weight
 脂肪量が多いと覚醒遅延の可能性が考えられる
   肥満患者において良好な覚醒を得られたとの報告あり

②理想体重 Ideal body weight:BMI=22
 高度肥満においては特に術中覚醒のリスク高い

③補正体重 Corrected body weight
       :理想体重+[0.4×過剰体重(実体重-理想体重)]
  Servinらが報告したプロポフォールを肥満者にmg/kg/hr単位で
    投与する際に過剰投与を防ぐための補正法
    術中覚醒したとの報告あり

麻酔導入時の就眠濃度が重要ではないか

2019年1月24日木曜日

190124 緊急手術の麻酔 迅速導入を中心に (研修医の先生のプレゼン)

最終摂食時間の聴取
腹部CTの評価
急性ストレス状態では最終摂食から受傷(発症)
胃管の挿入:利点と合併症を考慮して適応を考える
迅速導入
輪状軟骨圧迫:有効な圧 何N(kg)か

麻酔における誤嚥の頻度は0.03%で緊急手術ではその10倍の発生

2019年1月22日火曜日

190122 帝王切開術の麻酔 (研修医の先生のプレゼン)


帝王切開19.7% 平成26年医療施設

可能な限り全身麻酔を避ける
日本でも脊髄くも膜下麻酔を選択する施設が増えている


体位
フェンタニル:嘔気の抑制

遅発性呼吸抑制
かゆみ20-30%が有効
ノルアドレナリンのボーラス投与の有効性も研究されている

全身麻酔の手順
過換気を避ける: